角砂糖10個を3枚の皿にのせる。どの皿にも少なくとも1個はのせるとする。 (1) 互いに区別のない3枚の皿にのせる方法は何通りあるか。 (2) 互いに異なる3枚の皿にのせる方法は何通りあるか。 (3) 区別のない2枚とそれとは異なる1枚の合計3枚の皿にのせる方法は何通りあるか。
2025/6/1
1. 問題の内容
角砂糖10個を3枚の皿にのせる。どの皿にも少なくとも1個はのせるとする。
(1) 互いに区別のない3枚の皿にのせる方法は何通りあるか。
(2) 互いに異なる3枚の皿にのせる方法は何通りあるか。
(3) 区別のない2枚とそれとは異なる1枚の合計3枚の皿にのせる方法は何通りあるか。
2. 解き方の手順
(1) 互いに区別のない3枚の皿にのせる場合
まず、10個の角砂糖を3つのグループに分けることを考える。ただし、どのグループにも少なくとも1個は含まれる必要がある。
まず、10個の角砂糖から3個を取り出し、それぞれのお皿に1個ずつ置く。残りの7個を3つのお皿にどのように分配するかを考える。
7個を3つのグループに分ける方法は、(5,1,1), (4,2,1), (3,3,1), (3,2,2) の4通りである。
したがって、互いに区別のない3枚の皿にのせる方法は4通りである。
(2) 互いに異なる3枚の皿にのせる場合
(1)で求めた分け方に対して、皿が区別できるので、それぞれの場合について並べ方を考える。
(5,1,1)の場合、並べ方は 通り。
(4,2,1)の場合、並べ方は 通り。
(3,3,1)の場合、並べ方は 通り。
(3,2,2)の場合、並べ方は 通り。
したがって、合計で 通り。
また、各皿に最低1個の角砂糖を入れるという条件の下で、10個の角砂糖を3つの区別できる皿に分配する方法は、, を満たす整数の組 の数である。
とおくと、, となる。
この場合の数は、重複組合せを用いて 通りとなる。
(3) 区別のない2枚とそれとは異なる1枚の合計3枚の皿にのせる場合
(1)で求めた分け方に対して、(5,1,1), (4,2,1), (3,3,1), (3,2,2) の4通りの分け方がある。
(5,1,1) の場合、異なる皿に入れる角砂糖の数は 5か1となる。 よって 2通り
(4,2,1) の場合、異なる皿に入れる角砂糖の数は 4,2,1となる。 よって 3通り
(3,3,1) の場合、異なる皿に入れる角砂糖の数は 3か1となる。 よって 2通り
(3,2,2) の場合、異なる皿に入れる角砂糖の数は 3か2となる。 よって 2通り
したがって、合計で 通り。
3. 最終的な答え
(1) 4 通り
(2) 36 通り
(3) 9 通り