与えられた関数 $y = \frac{1}{e^{-x} + 1}$ の導関数 $y'$ が $y' = \frac{e^{-x}}{(e^{-x} + 1)^2}$ であることを確認します。

解析学導関数微分指数関数連鎖律
2025/6/1

1. 問題の内容

与えられた関数 y=1ex+1y = \frac{1}{e^{-x} + 1} の導関数 yy'y=ex(ex+1)2y' = \frac{e^{-x}}{(e^{-x} + 1)^2} であることを確認します。

2. 解き方の手順

与えられた関数 yyxx で微分します。yyy=(ex+1)1y = (e^{-x} + 1)^{-1} と書き直せます。
連鎖律を適用して微分を行います。
dydx=ddx(ex+1)1\frac{dy}{dx} = \frac{d}{dx} (e^{-x} + 1)^{-1}
dydx=1(ex+1)2ddx(ex+1)\frac{dy}{dx} = -1 (e^{-x} + 1)^{-2} \cdot \frac{d}{dx} (e^{-x} + 1)
次に、exe^{-x} の微分を計算します。
ddxex=ex\frac{d}{dx} e^{-x} = -e^{-x}
したがって、
ddx(ex+1)=ex\frac{d}{dx} (e^{-x} + 1) = -e^{-x}
これを代入すると、
dydx=1(ex+1)2(ex)\frac{dy}{dx} = -1 (e^{-x} + 1)^{-2} \cdot (-e^{-x})
dydx=ex(ex+1)2\frac{dy}{dx} = \frac{e^{-x}}{(e^{-x} + 1)^2}
したがって、与えられた導関数は正しいです。

3. 最終的な答え

y=ex(ex+1)2y' = \frac{e^{-x}}{(e^{-x} + 1)^2}

「解析学」の関連問題

次の関数の増減と極値を調べ、グラフの概形を描く問題です。 (1) $y = x^{1/x}$ (2) $y = x \log x$

関数の増減極値対数関数微分
2025/6/6

関数 $y = x^{\frac{1}{x}}$ の増減と極値を調べ、グラフの概形を描く問題です。

関数の増減極値対数微分法グラフの概形微分
2025/6/6

与えられた2変数関数 $f(x,y)$ の停留点を求め、それぞれの停留点が極大点か極小点かを判定する。 (1) $f(x,y) = x^2 - 4x + y^2 - 6y + 13$ (2) $f(x...

多変数関数偏微分停留点極大点極小点ヘッセ行列
2025/6/6

次の極限を求めます。 $\lim_{n \to \infty} (1 - \frac{1}{n^2})^n$

極限指数関数対数関数テイラー展開マクローリン展開
2025/6/6

与えられた問題は、極限 $\lim_{x \to \infty} x \sin(\frac{1}{x})$ を計算することです。

極限三角関数置換
2025/6/6

次の極限を求めます。 $\lim_{n \to \infty} \left(1 - \frac{1}{n+1}\right)^n$

極限数列指数関数e
2025/6/6

$\lim_{n \to \infty} n \sin \frac{\pi}{n}$ の値を求めます。

極限三角関数ロピタルの定理
2025/6/6

与えられた極限を計算する問題です。具体的には、以下の極限を求めます。 $\lim_{n \to \infty} \frac{1}{n^2} \sum_{k=1}^{n} k \sin \frac{k\...

極限リーマン和定積分部分積分
2025/6/6

極限値 $S = \lim_{n \to \infty} \frac{1}{n^5}(1^4 + 2^4 + 3^4 + \dots + n^4)$ を求めよ。

極限級数区分求積法積分
2025/6/6

次の極限を求める問題です。 $\lim_{x \to 0} \frac{\sin x (1 - \cos x)}{x^3}$

極限三角関数ロピタルの定理
2025/6/6