この極限は、リーマン和の考え方を使って定積分に変換することで計算できます。
まず、n21 を n1⋅n1 と分けて、∑ の中に nk を作ることを考えます。 すると、与えられた極限は次のように書き換えられます。
limn→∞n1∑k=1nnksin2nkπ ここで、xk=nk とおくと、k=1 のとき x1=n1 であり、k=n のとき xn=nn=1 となります。 したがって、上の式は積分に変換できて、
∫01xsin2πxdx となります。
この積分を計算するために、部分積分を使います。
u=x、dv=sin2πxdx とおくと、du=dx、v=−π2cos2πx となります。 したがって、
∫01xsin2πxdx=[−π2xcos2πx]01−∫01−π2cos2πxdx =[−π2xcos2πx]01+π2∫01cos2πxdx =(−π2cos2π−0)+π2[π2sin2πx]01 =0+π24(sin2π−sin0) =π24(1−0) =π24