左辺と右辺が等しいことを証明するために、分配法則や結合法則などの集合演算の法則を適用して、両辺を簡略化していきます。
まず、左辺(A∪B)∩(A∪C)∩(B∪C)を変形します。 (A∪B)∩(A∪C)に分配法則を適用すると、 (A∪B)∩(A∪C)=A∪(B∩C)となります。 したがって、
(A∪B)∩(A∪C)∩(B∪C)=(A∪(B∩C))∩(B∪C)となります。 さらに分配法則を適用すると、
(A∪(B∩C))∩(B∪C)=(A∩(B∪C))∪((B∩C)∩(B∪C)) となります。
ここで、(B∩C)∩(B∪C)=(B∩C)なので、 (A∩(B∪C))∪(B∩C)となります。 さらに、分配法則を適用すると、
(A∩(B∪C))∪(B∩C)=(A∩B)∪(A∩C)∪(B∩C)となります。 次に、右辺(A∩B)∪(B∩C)∪(C∩A)はすでに簡略化されている形です。 したがって、左辺を変形した結果と右辺を比較すると、
(A∩B)∪(A∩C)∪(B∩C)=(A∩B)∪(B∩C)∪(C∩A) となり、等式が成り立つことが示されました。