1辺の長さが1である正五角形ABCDEにおいて、対角線ACと対角線BEの交点をPとする。 (1) ∠APEを求める。 (2) BE = x とおくとき、APの長さをxを用いて表す。 (3) BEの値を求める。 (4) cos∠APEの値を求める。 (5) 正五角形ABCDEの外接円の半径をRとするとき、R^2を求める。

幾何学正五角形角度対角線正弦定理三角比
2025/6/2
はい、承知しました。画像の問題を解いていきます。

1. 問題の内容

1辺の長さが1である正五角形ABCDEにおいて、対角線ACと対角線BEの交点をPとする。
(1) ∠APEを求める。
(2) BE = x とおくとき、APの長さをxを用いて表す。
(3) BEの値を求める。
(4) cos∠APEの値を求める。
(5) 正五角形ABCDEの外接円の半径をRとするとき、R^2を求める。

2. 解き方の手順

(1) 正五角形の内角の和は (52)×180=540(5-2) \times 180^\circ = 540^\circ なので、一つの内角は 540/5=108540^\circ / 5 = 108^\circ
三角形ABEにおいて、BAE=ABE=(180108)/2=36\angle BAE = \angle ABE = (180^\circ - 108^\circ) / 2 = 36^\circ
同様に、三角形ABCにおいて、BAC=BCA=36\angle BAC = \angle BCA = 36^\circ
よって、APE=BAP+ABP=36+36=72\angle APE = \angle BAP + \angle ABP = 36^\circ + 36^\circ = 72^\circ
(2) 正五角形の対角線の長さは等しいので、AC=BE=xAC = BE = x
また、APB=APE=72\angle APB = \angle APE = 72^\circ である。
三角形APBは二等辺三角形になるので、AB=APAB = AP
したがって、AP=x1AP = x - 1
(3) BE=xBE = xとすると、x2x1=0x^2 - x - 1 = 0
これを解くと、x=1±52x = \frac{1 \pm \sqrt{5}}{2}
BE>0BE > 0より、x=1+52x = \frac{1 + \sqrt{5}}{2}
(4) cosAPE=cos72=514\cos{\angle APE} = \cos{72^\circ} = \frac{\sqrt{5}-1}{4}
(5) 正弦定理より、2R=1sin(36)2R = \frac{1}{\sin(36^\circ)}
sin(36)=558\sin(36^\circ) = \sqrt{\frac{5 - \sqrt{5}}{8}}
R=12sin(36)=12558=84(55)=255=2(5+5)20=5+510R = \frac{1}{2\sin(36^\circ)} = \frac{1}{2\sqrt{\frac{5 - \sqrt{5}}{8}}} = \sqrt{\frac{8}{4(5-\sqrt{5})}} = \sqrt{\frac{2}{5-\sqrt{5}}} = \sqrt{\frac{2(5+\sqrt{5})}{20}} = \sqrt{\frac{5+\sqrt{5}}{10}}
R2=5+510R^2 = \frac{5+\sqrt{5}}{10}

3. 最終的な答え

(1) ∠APE = 72°
(2) AP = x - 1
(3) BE = (1 + √5) / 2
(4) cos∠APE = (√5 - 1) / 4
(5) R^2 = (5 + √5) / 10

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