1周3kmの円形の道があります。A君とB君が同時に反対方向に走ると10分で出会い、同じ方向に走ると30分でA君がB君に1周差をつけます。A君とB君の速さを求めます。

代数学連立方程式速さ距離算数文章問題
2025/6/3

1. 問題の内容

1周3kmの円形の道があります。A君とB君が同時に反対方向に走ると10分で出会い、同じ方向に走ると30分でA君がB君に1周差をつけます。A君とB君の速さを求めます。

2. 解き方の手順

A君の速さをvAv_A (km/分)、B君の速さをvBv_B (km/分) とします。
反対方向に走る場合、10分で出会うので、
10vA+10vB=310v_A + 10v_B = 3
vA+vB=0.3v_A + v_B = 0.3 (1)
同じ方向に走る場合、30分で1周差がつくので、
30vA30vB=330v_A - 30v_B = 3
vAvB=0.1v_A - v_B = 0.1 (2)
(1) + (2) より、
2vA=0.42v_A = 0.4
vA=0.2v_A = 0.2 (km/分)
(1) - (2) より、
2vB=0.22v_B = 0.2
vB=0.1v_B = 0.1 (km/分)
A君の速さは0.2 km/分なので、1時間あたり 0.2×60=120.2 \times 60 = 12 km/時。
B君の速さは0.1 km/分なので、1時間あたり 0.1×60=60.1 \times 60 = 6 km/時。

3. 最終的な答え

A君の速さは12 km/時、B君の速さは6 km/時です。

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