質量0.20kgのボールが速さ20m/sで投げられ、バットで打たれて、もとの方向と直角の方向に20m/sの速さで飛んでいった。このとき、ボールがバットから受けた力積の大きさを求める問題です。ただし、$\sqrt{2} = 1.41$とし、答えは有効数字2桁で求めます。

応用数学力学運動量力積ベクトル物理
2025/3/27

1. 問題の内容

質量0.20kgのボールが速さ20m/sで投げられ、バットで打たれて、もとの方向と直角の方向に20m/sの速さで飛んでいった。このとき、ボールがバットから受けた力積の大きさを求める問題です。ただし、2=1.41\sqrt{2} = 1.41とし、答えは有効数字2桁で求めます。

2. 解き方の手順

力積は運動量の変化に等しいので、運動量の変化を計算します。
初めの運動量p1\vec{p_1}は、水平方向に0.20kg×20m/s=4.0kg m/s0.20 \text{kg} \times 20 \text{m/s} = 4.0 \text{kg m/s}です。
後の運動量p2\vec{p_2}は、垂直方向に0.20kg×20m/s=4.0kg m/s0.20 \text{kg} \times 20 \text{m/s} = 4.0 \text{kg m/s}です。
力積I\vec{I}は、運動量の変化p2p1\vec{p_2} - \vec{p_1}に等しいです。
I=p2p1\vec{I} = \vec{p_2} - \vec{p_1}
水平方向の運動量変化は4.0kg m/s-4.0 \text{kg m/s}、垂直方向の運動量変化は4.0kg m/s4.0 \text{kg m/s}です。
力積の大きさは、これらの成分の二乗和の平方根で求められます。
I=(4.0)2+(4.0)2=16+16=32=42|\vec{I}| = \sqrt{(-4.0)^2 + (4.0)^2} = \sqrt{16 + 16} = \sqrt{32} = 4\sqrt{2}
2=1.41\sqrt{2} = 1.41より、
I=4×1.41=5.64N s|\vec{I}| = 4 \times 1.41 = 5.64 \text{N s}
有効数字2桁で答えるので、5.6N s5.6 \text{N s}となります。

3. 最終的な答え

5. 6 N・s

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