与えられた数列 $3 + \sqrt{3} + 1 + \frac{1}{\sqrt{3}} + \dots$ が等比数列であると仮定して、その和を求めます。

解析学等比数列無限級数数列の和公比
2025/6/3

1. 問題の内容

与えられた数列 3+3+1+13+3 + \sqrt{3} + 1 + \frac{1}{\sqrt{3}} + \dots が等比数列であると仮定して、その和を求めます。

2. 解き方の手順

まず、この数列が等比数列であることを確認します。そのためには、隣り合う項の比が一定であることを示します。
第2項を第1項で割ると、33=13\frac{\sqrt{3}}{3} = \frac{1}{\sqrt{3}} となります。
第3項を第2項で割ると、13\frac{1}{\sqrt{3}} となります。
第4項を第3項で割ると、1/31=13\frac{1/\sqrt{3}}{1} = \frac{1}{\sqrt{3}} となります。
したがって、公比 rr13\frac{1}{\sqrt{3}} であることがわかります。
等比数列の初項を aa とすると、a=3a = 3 です。
無限等比級数の和の公式は、S=a1rS = \frac{a}{1 - r} です。ただし、r<1|r| < 1 である必要があります。今回、r=13r = \frac{1}{\sqrt{3}} なので、 r<1|r| < 1 を満たします。
したがって、和 SS は、
S=3113S = \frac{3}{1 - \frac{1}{\sqrt{3}}}
S=3313S = \frac{3}{\frac{\sqrt{3} - 1}{\sqrt{3}}}
S=3331S = \frac{3\sqrt{3}}{\sqrt{3} - 1}
S=33(3+1)(31)(3+1)S = \frac{3\sqrt{3}(\sqrt{3} + 1)}{(\sqrt{3} - 1)(\sqrt{3} + 1)}
S=3(3+3)31S = \frac{3(3 + \sqrt{3})}{3 - 1}
S=3(3+3)2S = \frac{3(3 + \sqrt{3})}{2}
S=9+332S = \frac{9 + 3\sqrt{3}}{2}

3. 最終的な答え

9+332\frac{9 + 3\sqrt{3}}{2}

「解析学」の関連問題

問題は、以下の2つの関数のグラフの概形を描くことです。 (1) $y = \frac{1}{x^2+1}$ (2) $y = \frac{x^2}{x+1}$

関数のグラフ微分増減極値漸近線
2025/6/4

与えられた関数について、導関数の定義に従って導関数を求める問題です。 (1) $ax^2 + bx + c$ (2) $x^4$ (3) $\frac{1}{x}$ (4) $\frac{1}{x^2...

導関数微分極限関数の微分
2025/6/4

関数 $y=x-x^3$ のグラフ上の点 $P(t, t-t^3)$ における接線 $l$ を考えます。ただし $t>0$ とします。 (1) 接線 $l$ と $y=x-x^3$ のグラフの交点のう...

微分接線グラフ面積三次関数
2025/6/4

関数 $f(x) = -x^3 + 12x^2 - 36x + 12$ の $0 \le x \le a$ における最小値と最大値を求めよ。ただし、最小値は $0 < a < A$ のときと $A \...

関数の最大最小微分増減表三次関数
2025/6/4

(1) 3次方程式 $\frac{1}{3}x^3 + \frac{3}{2}x^2 + 2x + 6 = 0$ の異なる実数解の個数を求めよ。 (2) $x \geq 0$ において、常に $x^3...

微分方程式極値実数解不等式単調減少
2025/6/4

関数 $f(x) = -x^3 + 12x^2 - 36x + 12$ の $0 \leq x \leq a$ における最小値と最大値を求める問題です。ただし、$a$ の範囲によって場合分けがされてい...

関数の最大最小微分導関数三次関数場合分け
2025/6/4

関数 $f(x) = -x^3 + 12x^2 - 36x + 12$ において、$0 \le x \le a$ の範囲における最小値と最大値を求めよ。特に、$a$ の範囲によって最小値がどう変わるか...

関数の最大・最小微分増減表三次関数
2025/6/4

関数 $f(x) = -x^3 + 12x^2 - 36x + 12$ が与えられており、区間 $0 \le x \le a$ における最小値と最大値を、$a$ の範囲に応じて求める問題です。

関数の最大最小微分増減三次関数
2025/6/4

関数 $f(x) = -x^3 + 12x^2 - 36x + 12$ (ただし、$0 \le x \le a$) の最小値と最大値を求めよ。場合分けは、$0 < a < 1$ または $a > 2$...

関数の最大・最小微分場合分け三次関数
2025/6/4

(1) 曲線 $y = x^3 + x$ 上の点 $(1, 2)$ における接線の方程式を求める。 (2) 関数 $f(x) = -x^3 + 2x^2 + 4x + 3$ の極値を求める。

微分接線極値微分法
2025/6/4