逆正接関数(アークタンジェント)の値を求める問題です。具体的には、$\tan^{-1}(-\frac{1}{\sqrt{3}})$ の値を求めます。

解析学逆三角関数アークタンジェント三角関数関数の性質
2025/6/3

1. 問題の内容

逆正接関数(アークタンジェント)の値を求める問題です。具体的には、tan1(13)\tan^{-1}(-\frac{1}{\sqrt{3}}) の値を求めます。

2. 解き方の手順

tan1(13)=θ\tan^{-1}(-\frac{1}{\sqrt{3}}) = \theta とおきます。
これは、tan(θ)=13\tan(\theta) = -\frac{1}{\sqrt{3}} を満たす θ\theta を求めることを意味します。
タンジェントの値が 13-\frac{1}{\sqrt{3}} になる角度 θ\theta を探します。
タンジェント関数は周期 π\pi を持つので、解は無数に存在しますが、逆正接関数の定義域は π2<θ<π2-\frac{\pi}{2} < \theta < \frac{\pi}{2} です。
正の角度で考えると、tan(π6)=13\tan(\frac{\pi}{6}) = \frac{1}{\sqrt{3}} です。
タンジェント関数は奇関数なので、tan(θ)=tan(θ)\tan(-\theta) = -\tan(\theta) が成り立ちます。
したがって、tan(π6)=13\tan(-\frac{\pi}{6}) = -\frac{1}{\sqrt{3}} です。
π2<π6<π2-\frac{\pi}{2} < -\frac{\pi}{6} < \frac{\pi}{2} なので、θ=π6\theta = -\frac{\pi}{6} が求める答えです。

3. 最終的な答え

π6-\frac{\pi}{6}

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