問題は、対数関数のグラフの平行移動、共有点の座標、および異なる$a$の値に対する2つの対数関数のグラフの概形を求めるものです。

解析学対数関数グラフ平行移動共有点グラフの概形
2025/6/3

1. 問題の内容

問題は、対数関数のグラフの平行移動、共有点の座標、および異なるaaの値に対する2つの対数関数のグラフの概形を求めるものです。

2. 解き方の手順

(1)
y=log2(x2+3)y = \log_2(\frac{x}{2} + 3) のグラフCは、y=log2xy = \log_2 x のグラフDをどのように平行移動したものかを求めます。
y=log2(x2+3)=log2(12(x+6))=log2(x+6)log2(2)=log2(x+6)1y = \log_2(\frac{x}{2} + 3) = \log_2(\frac{1}{2}(x+6)) = \log_2(x+6) - \log_2(2) = \log_2(x+6) - 1
したがって、CはDをx軸方向に-6、y軸方向に-1だけ平行移動したものです。
CとDの共有点の座標を求めます。
log2(x2+3)=log2x\log_2(\frac{x}{2} + 3) = \log_2 x
x2+3=x\frac{x}{2} + 3 = x
3=x23 = \frac{x}{2}
x=6x = 6
y=log26=log2(23)=log22+log23=1+log23y = \log_2 6 = \log_2(2 \cdot 3) = \log_2 2 + \log_2 3 = 1 + \log_2 3
したがって、共有点の座標は(6,1+log23)(6, 1+\log_2 3)です。
(2)
aaを実数の定数とするとき、y=log2(xa+a+1)y = \log_2(\frac{x}{a} + a+1)のグラフをC1C_1y=log2xy = \log_2 xのグラフをC2C_2とします。C1C_1を実線、C2C_2を点線で表します。
a=2a=2のとき、y=log2(x2+3)y = \log_2(\frac{x}{2} + 3)となります。
これは(1)で考えたCCのグラフと同じです。つまり、C1C_1C2C_2(点線)をxx軸方向に-6、yy軸方向に-1平行移動させたものです。よって、概形を表した図は⑥です。
a=2a=-2のとき、y=log2(x21)y = \log_2(-\frac{x}{2} - 1)となります。
y=log2(12(x+2))y = \log_2(-\frac{1}{2}(x+2))となり、グラフはy=log2xy=\log_2 xのグラフをxx軸方向に-2平行移動した後、yy軸に関して折り返し、yy軸方向に1/21/2縮小したグラフになります。よって、概形を表した図は⑤です。

3. 最終的な答え

(1)
* アイ: -6
* ウエ: -1
* オ: 6
* カ: 3
(2)
* キ: ⑥
* ク: ⑤

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