問題は、円に関する幾何学の問題で、以下の2つの部分に分かれています。 (1) 点Eの位置によらず、$DE \cdot DF = \frac{\text{ア}}{\text{イウ}}AB^2$ が成り立つことを示す。 (2) $\angle ECB = \alpha, \angle FCB = \beta$ とおき、点Eの位置によらず $\tan \frac{\alpha}{2} \tan \frac{\beta}{2}$ の値が一定になることを示す。

幾何学幾何方べきの定理三角関数角度
2025/6/3

1. 問題の内容

問題は、円に関する幾何学の問題で、以下の2つの部分に分かれています。
(1) 点Eの位置によらず、DEDF=イウAB2DE \cdot DF = \frac{\text{ア}}{\text{イウ}}AB^2 が成り立つことを示す。
(2) ECB=α,FCB=β\angle ECB = \alpha, \angle FCB = \beta とおき、点Eの位置によらず tanα2tanβ2\tan \frac{\alpha}{2} \tan \frac{\beta}{2} の値が一定になることを示す。

2. 解き方の手順

(1)
点Dは線分ACの中点なので、AD=DC=12ACAD = DC = \frac{1}{2}AC です。また、Cは円の中心なので、AC=CB=12ABAC = CB = \frac{1}{2}AB です。
したがって、AD=DC=14ABAD = DC = \frac{1}{4}AB となります。
方べきの定理より、DEDF=DADBDE \cdot DF = DA \cdot DB が成り立ちます。
DA=14ABDA = \frac{1}{4}AB であり、DB=DC+CB=14AB+12AB=34ABDB = DC + CB = \frac{1}{4}AB + \frac{1}{2}AB = \frac{3}{4}AB です。
したがって、DEDF=14AB34AB=316AB2DE \cdot DF = \frac{1}{4}AB \cdot \frac{3}{4}AB = \frac{3}{16}AB^2 となります。
よって、DEDF=316AB2DE \cdot DF = \frac{3}{16}AB^2 となります。
(2)
α2=EAC\angle \frac{\alpha}{2} = \angle E A C, β2=FAC\angle \frac{\beta}{2} = \angle F A C
したがって、
tanα2=ECAC=ECEB×EBAC=EE\tan \frac{\alpha}{2} = \frac{EC}{AC}= \frac{EC}{EB} \times \frac{EB}{AC} = \frac{E \text{カ}}{E \text{キ}}
tanβ2=FCAC=FCFB×FBAC=FF\tan \frac{\beta}{2} = \frac{FC}{AC}= \frac{FC}{FB} \times \frac{FB}{AC}= \frac{F \text{ク}}{F \text{ケ}}
また、
EEFF=CDCB=14AB12AB=12\frac{E \text{カ}}{E \text{キ}} \cdot \frac{F \text{ク}}{F \text{ケ}} = \frac{CD}{CB} = \frac{\frac{1}{4}AB}{\frac{1}{2}AB} = \frac{1}{2}
E=ECE\text{カ} = EC, E=AEE\text{キ} = AE, F=FCF\text{ク} = FC, F=AFF\text{ケ} = AF
ECAEFCAF=12\frac{EC}{AE} \cdot \frac{FC}{AF} = \frac{1}{2}
tanα2tanβ2=12\tan \frac{\alpha}{2} \tan \frac{\beta}{2} = \frac{1}{2}

3. 最終的な答え

(1) ア: 3, イウ: 16
(2) エ: A, オ: A, カ: C, キ: A, ク: C, ケ: A, コ: 1/2
tanα2tanβ2=12\tan \frac{\alpha}{2} \tan \frac{\beta}{2} = \frac{1}{2} (一定)

「幾何学」の関連問題

正方形を6個並べた図において、$\angle x + \angle y$ の大きさを求める問題です。

角度正方形図形
2025/6/6

直方体ABCD-EFGHにおいて、$AB = \sqrt{3}$, $BC = BF = 1$ とする。 (1) $\cos{\angle AFC}$ と $\triangle AFC$ の面積 $S...

空間図形直方体三角錐余弦定理体積面積
2025/6/6

## 1. 問題の内容

接線円の方程式距離の公式代数
2025/6/6

円に内接する四角形ABCDにおいて、AB=3, BC=6, CD=5, DA=2であるとき、$\cos A$の値を求めよ。

四角形余弦定理角度
2025/6/6

(1) 2点(3,1), (-1,4)を通る直線 $l$ のベクトル表示を求める。 (2) 直線 $l$ の法線ベクトルをひとつ求める。 (3) 点(5,-1)を通り、$l$ に垂直な直線 $m$ の...

ベクトル直線ベクトル方程式法線ベクトル対称点距離の最小化
2025/6/6

以下のベクトル表示された直線を、方程式の形で表す。また、ある点を通る直線と直交する直線の方程式を求める。 (1) $\begin{pmatrix} x \\ y \end{pmatrix} = t \...

ベクトル直線方程式直交ベクトル方程式
2025/6/6

以下の変換を表す行列を求める問題です。 (1) 平面上で点を $x$ 軸に対称な点に移す。 (2) 平面上で点を $y$ 軸に対称な点に移す。 (3) 平面上で点を原点に対称な点に移す。 (4) 平面...

線形代数行列変換回転対称移動
2025/6/6

与えられた直線が、指定された変換によってどのように変化するかを求める問題です。具体的には、以下の6つの問題があります。 (1) 直線 $y = -x + 1$ を $x$ 軸について対称な直線に変換し...

直線対称移動回転移動座標変換
2025/6/6

xy平面上の次の直線のベクトル表示を求める問題です。 (1) $y = -3x + 1$ (2) $y = x + 1$ と直交し、点 $(2, 1)$ を通る直線 (3) x軸とのなす角が $60^...

ベクトル直線ベクトル方程式対称点
2025/6/6

(1) 2点 $(3, 1)$ と $(-1, 4)$ を通る直線 $l$ のベクトル表示を求めます。 (2) 直線 $l$ の法線ベクトルを1つ求めます。 (3) 点 $(5, -1)$ を通り、$...

ベクトル直線ベクトル方程式法線ベクトル
2025/6/6