座標平面上に円 $C: x^2 + y^2 - 6x - 8y + 15 = 0$ がある。円 $C$ と $y$ 軸との交点を $P, Q$ とする。ただし、$OP < OQ$ である。 (1) 円 $C$ の中心に関して点 $P$ と対称な点 $R$ の座標を求めよ。 (2) 点 $Q$ における円 $C$ の接線を $l$ とするとき、点 $R$ と直線 $l$ の距離を求めよ。

幾何学座標平面接線対称性距離
2025/6/3

1. 問題の内容

座標平面上に円 C:x2+y26x8y+15=0C: x^2 + y^2 - 6x - 8y + 15 = 0 がある。円 CCyy 軸との交点を P,QP, Q とする。ただし、OP<OQOP < OQ である。
(1) 円 CC の中心に関して点 PP と対称な点 RR の座標を求めよ。
(2) 点 QQ における円 CC の接線を ll とするとき、点 RR と直線 ll の距離を求めよ。

2. 解き方の手順

(1)
まず、円 CC の方程式を平方完成する。
x26x+y28y+15=0x^2 - 6x + y^2 - 8y + 15 = 0
(x3)29+(y4)216+15=0(x - 3)^2 - 9 + (y - 4)^2 - 16 + 15 = 0
(x3)2+(y4)2=10(x - 3)^2 + (y - 4)^2 = 10
よって、円 CC の中心は (3,4)(3, 4)、半径は 10\sqrt{10} である。
次に、円 CCyy 軸との交点 P,QP, Q を求める。yy 軸との交点なので、x=0x = 0 を円 CC の方程式に代入する。
02+y26(0)8y+15=00^2 + y^2 - 6(0) - 8y + 15 = 0
y28y+15=0y^2 - 8y + 15 = 0
(y3)(y5)=0(y - 3)(y - 5) = 0
よって、y=3,5y = 3, 5 である。OP<OQOP < OQ より、P(0,3),Q(0,5)P(0, 3), Q(0, 5) である。
CC の中心を M(3,4)M(3, 4) とする。点 RR は点 PP と点 MM に関して対称なので、R(x,y)R(x, y) とすると、点 MM は線分 PRPR の中点となる。
0+x2=3,3+y2=4\frac{0 + x}{2} = 3, \frac{3 + y}{2} = 4
x=6,y=5x = 6, y = 5
よって、R(6,5)R(6, 5) である。
(2)
Q(0,5)Q(0, 5) における円 CC の接線 ll の方程式を求める。中心 M(3,4)M(3, 4) と点 Q(0,5)Q(0, 5) を通る直線の傾きは、
5403=13\frac{5 - 4}{0 - 3} = -\frac{1}{3}
接線 ll は直線 MQMQ と直交するので、接線 ll の傾きは 33 である。
よって、接線 ll の方程式は、
y5=3(x0)y - 5 = 3(x - 0)
y=3x+5y = 3x + 5
3xy+5=03x - y + 5 = 0
R(6,5)R(6, 5) と直線 l:3xy+5=0l: 3x - y + 5 = 0 の距離 dd は、
d=3(6)5+532+(1)2d = \frac{|3(6) - 5 + 5|}{\sqrt{3^2 + (-1)^2}}
d=1810d = \frac{|18|}{\sqrt{10}}
d=1810=181010=9105d = \frac{18}{\sqrt{10}} = \frac{18\sqrt{10}}{10} = \frac{9\sqrt{10}}{5}

3. 最終的な答え

(1) R(6,5)R(6, 5)
(2) 9105\frac{9\sqrt{10}}{5}

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