(10) 6人の生徒を3人ずつの2組に分ける分け方の総数を求めます。 (11) 10人の生徒を5人ずつの2組に分ける時、特定の2人が同じ組にならないような分け方の総数を求めます。

確率論・統計学組み合わせ場合の数順列組み合わせ
2025/6/3

1. 問題の内容

(10) 6人の生徒を3人ずつの2組に分ける分け方の総数を求めます。
(11) 10人の生徒を5人ずつの2組に分ける時、特定の2人が同じ組にならないような分け方の総数を求めます。

2. 解き方の手順

(10)
まず、6人から3人を選ぶ組み合わせの数を計算します。これは組み合わせの公式 nCr=n!r!(nr)!_nC_r = \frac{n!}{r!(n-r)!} を用いて計算できます。
選んだ3人が1つの組になり、残りの3人がもう1つの組になります。ただし、2つの組は区別しないので、2で割る必要があります。
6C3=6!3!3!=6×5×43×2×1=20_6C_3 = \frac{6!}{3!3!} = \frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1} = 20
したがって、6人を3人ずつの2組に分ける分け方は 20/2=1020/2 = 10 通りです。
(11)
まず、10人を5人ずつの2組に分ける分け方の総数を計算します。
これは nCr_nC_r を用いて計算します。nCr=n!r!(nr)!_nC_r = \frac{n!}{r!(n-r)!}
10C5=10!5!5!=10×9×8×7×65×4×3×2×1=252 _{10}C_5 = \frac{10!}{5!5!} = \frac{10 \times 9 \times 8 \times 7 \times 6}{5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1} = 252
ただし、2つの組は区別しないので、2で割る必要があります。
252/2=126252/2 = 126 通り
次に、特定の2人が同じ組になる場合を考えます。
特定の2人が同じ組なので、残り3人を選ぶ必要があります。残りの8人から3人を選びます。
8C3=8!3!5!=8×7×63×2×1=56 _8C_3 = \frac{8!}{3!5!} = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} = 56
特定の2人が同じ組にならない場合、全体の分け方から、特定の2人が同じ組になる分け方を引きます。
12656=70126 - 56 = 70

3. 最終的な答え

(10) 10通り
(11) 70通り

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