あるクラスで100点満点の試験を行ったところ、平均点は75点、分散は144であった。生徒全員の得点を$\frac{2}{3}$倍にして、さらに10点を加えたときの標準偏差を求める問題です。

確率論・統計学統計標準偏差分散データの変換
2025/6/5

1. 問題の内容

あるクラスで100点満点の試験を行ったところ、平均点は75点、分散は144であった。生徒全員の得点を23\frac{2}{3}倍にして、さらに10点を加えたときの標準偏差を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、元のデータの標準偏差を求めます。標準偏差は分散の平方根なので、
144=12\sqrt{144} = 12
元のデータの標準偏差は12点です。
次に、生徒全員の得点を23\frac{2}{3}倍にします。このとき、標準偏差も23\frac{2}{3}倍になります。
12×23=812 \times \frac{2}{3} = 8
標準偏差は8点になります。
最後に、全員の得点に10点を加えます。これはデータの位置を移動させるだけで、データの散らばり具合は変わらないので、標準偏差は変化しません。
したがって、標準偏差は8点のままです。

3. 最終的な答え

8

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