三角形ABCの3辺の長さがそれぞれ $a = \sqrt{15}$, $b = 6$, $c = 5\sqrt{2}$ であるとき、三角形ABCが鋭角三角形、直角三角形、鈍角三角形のいずれであるかを判定する。

幾何学三角形辺の長さ鋭角三角形直角三角形鈍角三角形余弦定理
2025/6/3

1. 問題の内容

三角形ABCの3辺の長さがそれぞれ a=15a = \sqrt{15}, b=6b = 6, c=52c = 5\sqrt{2} であるとき、三角形ABCが鋭角三角形、直角三角形、鈍角三角形のいずれであるかを判定する。

2. 解き方の手順

三角形の形状は、余弦定理を用いて判定できます。具体的には、3辺の長さの二乗の間の関係を調べることで、最大角の種類を判定します。最大角が直角なら直角三角形、鋭角なら鋭角三角形、鈍角なら鈍角三角形となります。
まず、各辺の二乗を計算します。
a2=(15)2=15a^2 = (\sqrt{15})^2 = 15
b2=62=36b^2 = 6^2 = 36
c2=(52)2=25×2=50c^2 = (5\sqrt{2})^2 = 25 \times 2 = 50
次に、最も長い辺(ここではc)の二乗と、他の2辺の二乗の和を比較します。
a2+b2=15+36=51a^2 + b^2 = 15 + 36 = 51
c2=50c^2 = 50
a2+b2>c2a^2 + b^2 > c^2 なので、三角形ABCは鋭角三角形です。
(余弦定理より、c2=a2+b22abcosCc^2 = a^2 + b^2 - 2ab \cos Ca2+b2>c2a^2 + b^2 > c^2 より 2abcosC>02ab \cos C > 0 となり cosC>0\cos C > 0。つまり 0<C<π/20 < C < \pi/2

3. 最終的な答え

鋭角三角形

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