複素数平面上の3点O(0), A(3+2i), B(6-i), C(x+6i)に関して、以下の問いに答える。 (1) 3点O, A, Cが一直線上にあるように、実数xの値を定める。 (2) 2直線AB, ACが垂直に交わるように、実数xの値を定める。

代数学複素数複素数平面ベクトル一次変換
2025/6/3

1. 問題の内容

複素数平面上の3点O(0), A(3+2i), B(6-i), C(x+6i)に関して、以下の問いに答える。
(1) 3点O, A, Cが一直線上にあるように、実数xの値を定める。
(2) 2直線AB, ACが垂直に交わるように、実数xの値を定める。

2. 解き方の手順

(1) 3点O, A, Cが一直線上にある条件は、zCzOzAzO\frac{z_C - z_O}{z_A - z_O}が実数となることである。ここで、zO=0z_O=0, zA=3+2iz_A=3+2i, zC=x+6iz_C=x+6iなので、
x+6i3+2i\frac{x+6i}{3+2i}が実数となる。
x+6i3+2i=(x+6i)(32i)(3+2i)(32i)=3x+12+i(182x)9+4=3x+1213+i182x13\frac{x+6i}{3+2i} = \frac{(x+6i)(3-2i)}{(3+2i)(3-2i)} = \frac{3x + 12 + i(18 - 2x)}{9+4} = \frac{3x+12}{13} + i\frac{18-2x}{13}
これが実数となるためには、虚部が0となれば良いので、
182x=018 - 2x = 0
2x=182x = 18
x=9x = 9
(2) 2直線AB, ACが垂直に交わる条件は、zCzAzBzA\frac{z_C - z_A}{z_B - z_A}が純虚数となることである。
ここで、zA=3+2iz_A=3+2i, zB=6iz_B=6-i, zC=x+6iz_C=x+6iなので、
x+6i(3+2i)6i(3+2i)=x3+4i33i\frac{x+6i - (3+2i)}{6-i - (3+2i)} = \frac{x-3 + 4i}{3-3i}が純虚数となる。
x3+4i33i=(x3+4i)(3+3i)(33i)(3+3i)=3(x3)12+i(3(x3)+12)9+9=3x2118+i3x+318=x76+ix+16\frac{x-3 + 4i}{3-3i} = \frac{(x-3+4i)(3+3i)}{(3-3i)(3+3i)} = \frac{3(x-3) - 12 + i(3(x-3) + 12)}{9+9} = \frac{3x-21}{18} + i\frac{3x+3}{18} = \frac{x-7}{6} + i\frac{x+1}{6}
これが純虚数となるためには、実部が0となれば良いので、
x76=0\frac{x-7}{6} = 0
x=7x = 7

3. 最終的な答え

(1) x=9x = 9
(2) x=7x = 7

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