(1) 絶対値を含む方程式 ∣2x∣+∣x−2∣=6 を解く。 絶対値記号の中身の符号が変わる点で場合分けを行う。
x<0 のとき、2x<0 かつ x−2<0 なので、 ∣2x∣=−2x かつ ∣x−2∣=−(x−2)=−x+2 0≤x<2 のとき、2x≥0 かつ x−2<0 なので、 ∣2x∣=2x かつ ∣x−2∣=−(x−2)=−x+2 2≤x のとき、2x≥0 かつ x−2≥0 なので、 ∣2x∣=2x かつ ∣x−2∣=x−2 −2x+(−x+2)=6 −3x+2=6 x=−34 これは x<0 を満たすので解である。 ii) 0≤x<2 のとき 2x+(−x+2)=6 これは 0≤x<2 を満たさないので解ではない。 2x+(x−2)=6 これは 2≤x を満たすので解である。 (2) 絶対値を含む不等式 ∣2x∣+∣x−2∣<6 を解く。 絶対値記号の中身の符号が変わる点で場合分けを行う。
x<0 のとき、2x<0 かつ x−2<0 なので、 ∣2x∣=−2x かつ ∣x−2∣=−(x−2)=−x+2 0≤x<2 のとき、2x≥0 かつ x−2<0 なので、 ∣2x∣=2x かつ ∣x−2∣=−(x−2)=−x+2 2≤x のとき、2x≥0 かつ x−2≥0 なので、 ∣2x∣=2x かつ ∣x−2∣=x−2 −2x+(−x+2)<6 −3x+2<6 x>−34 x<0 と x>−34 の共通範囲は −34<x<0 ii) 0≤x<2 のとき 2x+(−x+2)<6 0≤x<2 と x<4 の共通範囲は 0≤x<2 2x+(x−2)<6 2≤x と x<38 の共通範囲は 2≤x<38 i), ii), iii) を合わせると、−34<x<38