一辺の長さが10cmの正方形ABCDがある。点PはAを毎秒1cmで出発し辺AB上を進み、点QはBを毎秒2cmで出発し辺BC上を進む。P, Q間の距離が最小になるのは出発してから何秒後か、またその最小の距離を求める。

幾何学正方形三平方の定理距離最小値二次関数
2025/6/3

1. 問題の内容

一辺の長さが10cmの正方形ABCDがある。点PはAを毎秒1cmで出発し辺AB上を進み、点QはBを毎秒2cmで出発し辺BC上を進む。P, Q間の距離が最小になるのは出発してから何秒後か、またその最小の距離を求める。

2. 解き方の手順

出発してからtt秒後のPとQの位置を考える。
APの長さはtt cm、BQの長さは2t2t cmである。
したがって、PBの長さは10t10-t cm、QCの長さは102t10-2t cmである。
ただし、QがCに到達するまでの時間なので、0t50 \le t \le 5である。
PQ間の距離の2乗をL2L^2とする。三平方の定理より、
L2=(10t)2+(2t)2L^2 = (10-t)^2 + (2t)^2
L2=10020t+t2+4t2L^2 = 100 - 20t + t^2 + 4t^2
L2=5t220t+100L^2 = 5t^2 - 20t + 100
L2=5(t24t)+100L^2 = 5(t^2 - 4t) + 100
L2=5(t24t+44)+100L^2 = 5(t^2 - 4t + 4 - 4) + 100
L2=5(t2)220+100L^2 = 5(t-2)^2 - 20 + 100
L2=5(t2)2+80L^2 = 5(t-2)^2 + 80
0t50 \le t \le 5において、L2L^2が最小になるのは、t=2t=2のときである。
このとき、L2=80L^2 = 80となるので、L=80=45L = \sqrt{80} = 4\sqrt{5}である。

3. 最終的な答え

出発してから2秒後、最小の距離は454\sqrt{5} cm。

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