次の関数 $y = \frac{1}{x-2}$ の逆関数を求め、その逆関数の定義域と値域を求める。

解析学逆関数関数の定義域関数の値域分数関数
2025/6/4

1. 問題の内容

次の関数 y=1x2y = \frac{1}{x-2} の逆関数を求め、その逆関数の定義域と値域を求める。

2. 解き方の手順

まず、与えられた関数を y=1x2y = \frac{1}{x-2} とおく。
この逆関数を求めるには、xx について解き、xxyy を入れ替える。
y=1x2y = \frac{1}{x-2} の両辺に x2x-2 を掛けると、
y(x2)=1y(x-2) = 1
yx2y=1yx - 2y = 1
yx=1+2yyx = 1 + 2y
x=1+2yyx = \frac{1 + 2y}{y}
ここで、xxyy を入れ替えると、逆関数は
y=1+2xxy = \frac{1 + 2x}{x}
となる。これを整理すると、
y=1x+2y = \frac{1}{x} + 2
となる。
元の関数 y=1x2y = \frac{1}{x-2} の定義域は x2x \neq 2 で、値域は y0y \neq 0 である。
逆関数の定義域は、元の関数の値域であるから、x0x \neq 0
逆関数の値域は、元の関数の定義域であるから、y2y \neq 2

3. 最終的な答え

逆関数は y=1+2xxy = \frac{1 + 2x}{x} または y=1x+2y = \frac{1}{x} + 2
逆関数の定義域は x0x \neq 0
逆関数の値域は y2y \neq 2

「解析学」の関連問題

(13) $\lim_{x\to 0} \frac{1 - \cos{\frac{x}{2}}}{x^2}$ と (14) $\lim_{x\to 0} \frac{1-\cos^2 x}{(1-\c...

極限三角関数テイラー展開ロピタルの定理
2025/6/5

$a>0$ とする。関数 $y = ae^{\frac{x}{a}}$ と $y = ae^{-\frac{x}{a}}$ のグラフと、$y$ 軸に平行な直線との交点をそれぞれ $P, Q$ とすると...

軌跡指数関数双曲線関数積分弧長
2025/6/5

$\lim_{x \to 0} \frac{1 - \cos(2x)}{x^2}$ の極限値を求めます。

極限三角関数ロピタルの定理
2025/6/5

問題が複数あるようなので、一つずつ解いていきます。

極限三角関数ロピタルの定理
2025/6/5

テーラーの定理(n=1)の証明と教科書p.45の(n: 一般)の証明を参考に、テーラーの定理(n=2)を証明する。

テーラーの定理微分剰余項平均値の定理
2025/6/5

$f(x) = \log(1-x)$ の $x=0$ における3次までのテイラー展開を求める問題です。

テイラー展開マクローリン展開導関数対数関数三角関数
2025/6/5

$f(x) = \sin x$ の $x = \frac{\pi}{3}$ における2次の有限テーラー展開を求める。

テイラー展開三角関数微分
2025/6/5

関数 $f(x) = 3x^2$ について、導関数 $f'(a)$ を求め、さらにグラフ上の点$(1, 3)$における接線の傾きを求めよ。

微分導関数接線関数の微分
2025/6/5

関数 $f(x) = x^2$ の、指定された $x$ の値における微分係数を求める問題です。 (1) $x=2$ のときの微分係数を求めます。 (2) $x=-1$ のときの微分係数を求めます。

微分係数導関数関数の微分
2025/6/5

関数 $f(x, y) = \frac{\sqrt{x+y}}{xy}$ と $f(x, y) = e^x \sin(y)$ が与えられています。この問題は、おそらくこれらの関数に対して何らかの計算や...

偏微分多変数関数微分
2025/6/5