図のように、正三角形ABCの辺BCをCの方向に延長した直線上に点Dをとり、線分ADを1辺とする正三角形ADEをつくる。(1) $\triangle ABD \equiv \triangle ACE$ であることを証明する穴埋め問題。(2) $\angle DCE$ の大きさを求める。(3) BC:CD = 3:4 のとき、四角形ACDEの面積は $\triangle ABD$ の面積の何倍かを求める。

幾何学正三角形合同面積角度
2025/6/4

1. 問題の内容

図のように、正三角形ABCの辺BCをCの方向に延長した直線上に点Dをとり、線分ADを1辺とする正三角形ADEをつくる。(1) ABDACE\triangle ABD \equiv \triangle ACE であることを証明する穴埋め問題。(2) DCE\angle DCE の大きさを求める。(3) BC:CD = 3:4 のとき、四角形ACDEの面積は ABD\triangle ABD の面積の何倍かを求める。

2. 解き方の手順

(1) ABD\triangle ABDACE\triangle ACE において、
正三角形の性質より、AB=ACAB = AC ...①、AD=AEAD = AE ...②
BAC=DAE=60\angle BAC = \angle DAE = 60^\circ ...③
BAD=BAC+CAD\angle BAD = \angle BAC + \angle CAD ...④
CAE=DAE+CAD\angle CAE = \angle DAE + \angle CAD ...⑤
③より、BAD=60+CAD\angle BAD = 60^\circ + \angle CAD ...⑥
CAE=60+CAD\angle CAE = 60^\circ + \angle CAD ...⑦
⑥、⑦より、BAD=CAE\angle BAD = \angle CAE ...⑧
①、②、⑧より、2組の辺とその間の角がそれぞれ等しいので、ABDACE\triangle ABD \equiv \triangle ACE
I に当てはまる角: BAD\angle BAD
II に当てはまる角: DAE\angle DAE
III に当てはまる式: BAD=CAE\angle BAD = \angle CAE
IV に当てはまる合同条件: 2組の辺とその間の角がそれぞれ等しい
(2) DCE=180ACBACD=18060ACD=120ACD\angle DCE = 180^\circ - \angle ACB - \angle ACD = 180^\circ - 60^\circ - \angle ACD = 120^\circ - \angle ACD
また、ADC+DAC+ACD=180\angle ADC + \angle DAC + \angle ACD = 180^\circ
AED=ADE=60\angle AED = \angle ADE = 60^\circ なので、ADB=180ADEEDB=18060=120\angle ADB = 180^\circ - \angle ADE - \angle EDB = 180^\circ - 60^\circ = 120^\circ
ABDACE\triangle ABD \equiv \triangle ACE より、ABD=ACE\angle ABD = \angle ACE
DCE\angle DCE を求めることは難しいので、他の角度を求める。
(3) BC:CD = 3:4 のとき、BC=3x, CD=4xとする。
ABC\triangle ABCADE\triangle ADE は正三角形なので相似である。
CDBC=4x3x=43\frac{CD}{BC} = \frac{4x}{3x} = \frac{4}{3}
四角形ACDEの面積は ABD\triangle ABD の面積の何倍か。
これは難しそうです。

3. 最終的な答え

(1) I: BAD\angle BAD, II: DAE\angle DAE, III: BAD=CAE\angle BAD = \angle CAE, IV: 2組の辺とその間の角がそれぞれ等しい
(2) わからない
(3) わからない

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