太郎さんは家から2000m離れた学校へ向かいました。10分後にお母さんが忘れ物に気づき、分速280mで自転車で追いかけました。太郎さんは忘れ物を受け取った後も同じ速さで歩き、出発から25分後に学校に着きました。グラフは、出発からx分後の2人の家からの距離y(m)の関係を表しています。 (1)太郎さんの歩く速さを求めます。 (2)お母さんが家を出発してから太郎さんに追いつくまでのyをxの式で表します。 (3)お母さんが家に到着するのは、太郎さんが家を出発してから何分後か求めます。

算数速さグラフ一次関数文章問題
2025/6/4

1. 問題の内容

太郎さんは家から2000m離れた学校へ向かいました。10分後にお母さんが忘れ物に気づき、分速280mで自転車で追いかけました。太郎さんは忘れ物を受け取った後も同じ速さで歩き、出発から25分後に学校に着きました。グラフは、出発からx分後の2人の家からの距離y(m)の関係を表しています。
(1)太郎さんの歩く速さを求めます。
(2)お母さんが家を出発してから太郎さんに追いつくまでのyをxの式で表します。
(3)お母さんが家に到着するのは、太郎さんが家を出発してから何分後か求めます。

2. 解き方の手順

(1) 太郎さんの歩く速さ
太郎さんは25分で2000m進むので、速さは
2000/25=802000/25 = 80 (m/分)
(2) お母さんについて
お母さんは10分後に出発し、太郎さんに追いつくまで進みます。太郎さんが10分で進んだ距離は、
80×10=80080 \times 10 = 800 (m)です。
お母さんが出発してからの時間をt分とすると、お母さんが進んだ距離は280t280t (m)です。太郎さんはお母さんが出発してからも分速80mで進むので、お母さんが出発してからt分後の太郎さんの家からの距離は、800+80t800+80t (m)です。
お母さんが太郎さんに追いつくとき、2人の家からの距離は等しいので、
280t=800+80t280t = 800 + 80t
200t=800200t = 800
t=4t = 4 (分)
したがって、お母さんは出発してから4分後に太郎さんに追いつきます。追いついた地点の家からの距離は、
280×4=1120280 \times 4 = 1120 (m)です。
お母さんが家を出発してから太郎さんに追いつくまでのyをxの式で表します。お母さんは太郎さんの出発から10分後に出発し、4分後に追いついたので、太郎さんの出発から14分後に追いつきます。
グラフの傾きは112001410=11204=280\frac{1120-0}{14-10}= \frac{1120}{4} = 280なので、お母さんのグラフは、傾き280、切片bで表せます。グラフは点(10,0)を通るので、0=280×10+b0=280\times10 + bより、b=2800b = -2800
したがって、お母さんのグラフの式は、y=280x2800y=280x-2800
(3) お母さんが家に到着する時間
お母さんは、太郎さんに追いついた地点から家まで戻ります。追いついた地点は家から1120mの地点なので、家に戻るのにかかる時間は、
1120/280=41120/280 = 4 (分)です。
お母さんは、太郎さんの出発から14分後に追いつき、そこから4分かけて家に戻るので、家に着くのは太郎さんの出発から14+4=1814+4=18分後です。

3. 最終的な答え

(1) 80 m/分
(2) y=280x2800y=280x-2800
(3) 18 分後

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