与えられた関数を微分する問題です。 (1) $y = (4x+3) \sin^{-1}x$ (2) $y = \cos^{-1}x \tan^{-1}x$

解析学微分逆三角関数積の微分
2025/6/4

1. 問題の内容

与えられた関数を微分する問題です。
(1) y=(4x+3)sin1xy = (4x+3) \sin^{-1}x
(2) y=cos1xtan1xy = \cos^{-1}x \tan^{-1}x

2. 解き方の手順

(1) y=(4x+3)sin1xy = (4x+3) \sin^{-1}x の微分
積の微分公式 (uv)=uv+uv(uv)' = u'v + uv' を用います。
ここで、u=4x+3u = 4x+3v=sin1xv = \sin^{-1}x とすると、
u=4u' = 4v=11x2v' = \frac{1}{\sqrt{1-x^2}}
したがって、
dydx=uv+uv=4sin1x+(4x+3)11x2\frac{dy}{dx} = u'v + uv' = 4\sin^{-1}x + (4x+3) \frac{1}{\sqrt{1-x^2}}
dydx=4sin1x+4x+31x2\frac{dy}{dx} = 4\sin^{-1}x + \frac{4x+3}{\sqrt{1-x^2}}
(2) y=cos1xtan1xy = \cos^{-1}x \tan^{-1}x の微分
積の微分公式 (uv)=uv+uv(uv)' = u'v + uv' を用います。
ここで、u=cos1xu = \cos^{-1}xv=tan1xv = \tan^{-1}x とすると、
u=11x2u' = -\frac{1}{\sqrt{1-x^2}}v=11+x2v' = \frac{1}{1+x^2}
したがって、
dydx=uv+uv=11x2tan1x+cos1x11+x2\frac{dy}{dx} = u'v + uv' = -\frac{1}{\sqrt{1-x^2}}\tan^{-1}x + \cos^{-1}x \frac{1}{1+x^2}
dydx=tan1x1x2+cos1x1+x2\frac{dy}{dx} = -\frac{\tan^{-1}x}{\sqrt{1-x^2}} + \frac{\cos^{-1}x}{1+x^2}

3. 最終的な答え

(1) dydx=4sin1x+4x+31x2\frac{dy}{dx} = 4\sin^{-1}x + \frac{4x+3}{\sqrt{1-x^2}}
(2) dydx=tan1x1x2+cos1x1+x2\frac{dy}{dx} = -\frac{\tan^{-1}x}{\sqrt{1-x^2}} + \frac{\cos^{-1}x}{1+x^2}

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