初項 $a$, 公差 $d$ の等差数列 $\{a_n\}$ がある。 $a_3 = 8$, $S_4 = 26$ のとき、以下の問いに答える。 (1) $a$ と $d$ を求めよ。 (2) $a_1 + a_4 + a_7 + a_{10} + a_{13} + \dots + a_{295} + a_{298}$ を求めよ。

代数学等差数列数列の和線形代数
2025/6/4

1. 問題の内容

初項 aa, 公差 dd の等差数列 {an}\{a_n\} がある。
a3=8a_3 = 8, S4=26S_4 = 26 のとき、以下の問いに答える。
(1) aadd を求めよ。
(2) a1+a4+a7+a10+a13++a295+a298a_1 + a_4 + a_7 + a_{10} + a_{13} + \dots + a_{295} + a_{298} を求めよ。

2. 解き方の手順

(1)
a3=8a_3 = 8 より、
a+2d=8a + 2d = 8 ...(1)
S4=26S_4 = 26 より、
42(2a+3d)=26\frac{4}{2}(2a + 3d) = 26
2(2a+3d)=262(2a + 3d) = 26
2a+3d=132a + 3d = 13 ...(2)
(2) - (1) x 2 より
(2a+3d)2(a+2d)=132(8)(2a + 3d) - 2(a + 2d) = 13 - 2(8)
2a+3d2a4d=13162a + 3d - 2a - 4d = 13 - 16
d=3-d = -3
d=3d = 3
(1)に代入して、
a+2(3)=8a + 2(3) = 8
a+6=8a + 6 = 8
a=2a = 2
(2)
a1,a4,a7,a10,,a295,a298a_1, a_4, a_7, a_{10}, \dots, a_{295}, a_{298} は、初項 a1a_1, 公差 3d3d の等差数列である。
a1=a=2a_1 = a = 2
3d=3(3)=93d = 3(3) = 9
an=a1+(n1)3da_n = a_1 + (n-1)3d
an=2+(n1)9a_n = 2 + (n-1)9
an=9n7a_n = 9n - 7
a298=9n7a_{298} = 9n - 7
298=1+(m1)3298 = 1 + (m-1)3 より、a298a_{298} が何番目の項か調べる。
297=(m1)3297 = (m-1)3
99=m199 = m-1
m=100m = 100
求める和は、初項2、公差9の等差数列の100項までの和なので、
1002(2a1+(1001)3d)=50(2(2)+99(9))=50(4+891)=50(895)=44750\frac{100}{2}(2a_1 + (100-1)3d) = 50(2(2) + 99(9)) = 50(4 + 891) = 50(895) = 44750

3. 最終的な答え

(1) a=2,d=3a=2, d=3
(2) 44750

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