正四面体のある面を下にして、一つの辺を軸として3回転がす。2回目以降は直前にあった場所を通らないようにするとき、以下の数を求める。 (1) 転がし方の総数 (2) 3回転がした後の正四面体の位置の総数

幾何学正四面体回転場合の数グラフ理論
2025/6/4

1. 問題の内容

正四面体のある面を下にして、一つの辺を軸として3回転がす。2回目以降は直前にあった場所を通らないようにするとき、以下の数を求める。
(1) 転がし方の総数
(2) 3回転がした後の正四面体の位置の総数

2. 解き方の手順

(1) 転がし方の総数について
最初に正四面体は底面に1つの面を固定されている。
1回目の回転では、底面の辺は3つあるので、3通りの転がし方がある。
2回目の回転では、直前にあった場所を通らないという条件から、1回目の回転で通った場所に戻れない。したがって、2通りの転がし方がある。
3回目の回転でも、直前にあった場所を通らないという条件から、2通りの転がし方がある。
したがって、転がし方の総数は 3×2×23 \times 2 \times 2 である。
(2) 3回転がした後の正四面体の位置の総数について
正四面体の初期位置を基準と考える。
1回目の回転では、3つの異なる位置になる。
2回目の回転では、それぞれ2つの異なる位置になる。
3回目の回転では、それぞれ2つの異なる位置になる。
1回目の回転後の位置をA, B, Cとする。
Aから2回目の回転でA1, A2へ移動するとする。
Bから2回目の回転でB1, B2へ移動するとする。
Cから2回目の回転でC1, C2へ移動するとする。
3回目の回転では、それぞれ2つの位置へ移動するので、A1からA11, A12へ、A2からA21, A22へというようになる。
したがって、位置の総数は、3 x 2 x 2 = 12個に見える。
ただし、異なる経路で同じ位置に到達する可能性がある。
正四面体を1回転がすと、底面の位置は隣の三角形に移る。3回転がすと、元の位置に戻る場合もある。
正四面体の各面を1,2,3,4とする。初期状態で面1が下になっているとする。
1回目の回転で辺aを軸にして回転すると、面2が下になる。
2回目の回転で辺bを軸にして回転すると、面3が下になる。
3回目の回転で辺cを軸にして回転すると、面4が下になる。
別の回転をすると、同じ位置に戻ってくる場合がある。
この問題を解くために、グラフ理論を使用する。
正四面体の各面を下にした状態を頂点とするグラフを考える。
各頂点から3つの辺が出ており、それぞれ異なる面へ移動できる。
2回目以降は直前の頂点へ戻れないという制約のもと、3ステップで到達できる頂点の数を数える。
初期状態(面1が下)からスタートする。
1ステップ後には3つの頂点(面2, 3, 4)へ移動できる。
2ステップ後には、各頂点から2つの頂点へ移動できるので、合計6つの頂点に移動できる。
ただし、同じ頂点へ複数回移動する可能性がある。
3ステップ後には、各頂点から2つの頂点へ移動できるので、合計12個の頂点に移動できる。
ここでも、同じ頂点へ複数回移動する可能性がある。
実際にいくつかの経路を試してみると、3回転後に到達できる位置は限られていることがわかる。
すべての組み合わせを考慮すると、到達可能な位置は6通りである。

3. 最終的な答え

(1) 転がし方の総数: 12
(2) 3回転がした後の正四面体の位置の総数: 6

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