8人を、(1) A, B, C, D の4つの組に2人ずつ分ける場合と、(2) 2人ずつの4つの組に分ける場合の数を求める問題です。

確率論・統計学組み合わせ場合の数順列
2025/6/4

1. 問題の内容

8人を、(1) A, B, C, D の4つの組に2人ずつ分ける場合と、(2) 2人ずつの4つの組に分ける場合の数を求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) A, B, C, D の4つの組に2人ずつ分ける場合:
* まず、8人からAの組に入れる2人を選ぶ組み合わせは 8C2{}_8 \mathrm{C}_2 通り。
* 次に、残りの6人からBの組に入れる2人を選ぶ組み合わせは 6C2{}_6 \mathrm{C}_2 通り。
* 次に、残りの4人からCの組に入れる2人を選ぶ組み合わせは 4C2{}_4 \mathrm{C}_2 通り。
* 最後に、残りの2人からDの組に入れる2人を選ぶ組み合わせは 2C2{}_2 \mathrm{C}_2 通り。
したがって、分け方の総数は、
8C2×6C2×4C2×2C2{}_8 \mathrm{C}_2 \times {}_6 \mathrm{C}_2 \times {}_4 \mathrm{C}_2 \times {}_2 \mathrm{C}_2 で求められます。
計算すると、
8C2=8!2!6!=8×72=28{}_8 \mathrm{C}_2 = \frac{8!}{2!6!} = \frac{8 \times 7}{2} = 28
6C2=6!2!4!=6×52=15{}_6 \mathrm{C}_2 = \frac{6!}{2!4!} = \frac{6 \times 5}{2} = 15
4C2=4!2!2!=4×32=6{}_4 \mathrm{C}_2 = \frac{4!}{2!2!} = \frac{4 \times 3}{2} = 6
2C2=2!2!0!=1{}_2 \mathrm{C}_2 = \frac{2!}{2!0!} = 1
よって、 28×15×6×1=252028 \times 15 \times 6 \times 1 = 2520 通り。
(2) 2人ずつの4つの組に分ける場合:
(1) と同様に考えると、8C2×6C2×4C2×2C2{}_8 \mathrm{C}_2 \times {}_6 \mathrm{C}_2 \times {}_4 \mathrm{C}_2 \times {}_2 \mathrm{C}_2 通りですが、組に区別がないため、組の並び順を考慮する必要があります。4つの組の並び順は 4!4! 通りあるので、それを割る必要があります。
したがって、分け方の総数は、
8C2×6C2×4C2×2C24!\frac{{}_8 \mathrm{C}_2 \times {}_6 \mathrm{C}_2 \times {}_4 \mathrm{C}_2 \times {}_2 \mathrm{C}_2}{4!} で求められます。
先ほどの計算から、8C2×6C2×4C2×2C2=2520{}_8 \mathrm{C}_2 \times {}_6 \mathrm{C}_2 \times {}_4 \mathrm{C}_2 \times {}_2 \mathrm{C}_2 = 2520 であるので、
25204!=25204×3×2×1=252024=105\frac{2520}{4!} = \frac{2520}{4 \times 3 \times 2 \times 1} = \frac{2520}{24} = 105 通り。

3. 最終的な答え

(1) 2520通り
(2) 105通り

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