与えられた統計量 $Z = \frac{\bar{p} - p_0}{\sqrt{p_0(1-p_0)/n}}$ を用いた仮説検定において、帰無仮説 $H_0: p = p_0$、対立仮説 $H_1: p \neq p_0$ に対し、n が十分大きいとき、有意水準 $\alpha = 0.05$ で帰無仮説が棄却される条件を答える問題。

確率論・統計学仮説検定統計量有意水準z検定両側検定標準正規分布
2025/6/5

1. 問題の内容

与えられた統計量 Z=pˉp0p0(1p0)/nZ = \frac{\bar{p} - p_0}{\sqrt{p_0(1-p_0)/n}} を用いた仮説検定において、帰無仮説 H0:p=p0H_0: p = p_0、対立仮説 H1:pp0H_1: p \neq p_0 に対し、n が十分大きいとき、有意水準 α=0.05\alpha = 0.05 で帰無仮説が棄却される条件を答える問題。

2. 解き方の手順

この検定は、対立仮説が pp0p \neq p_0 であることから、両側検定である。有意水準が0.05であるので、両側合わせて 0.05 となるように、標準正規分布の両端に棄却域を設定する。標準正規分布において、両側確率が 0.05 となる z 値は、z 分布表から zα/2=1.96z_{\alpha/2} = 1.96 となる。したがって、Z>1.96|Z| > 1.96 となるとき帰無仮説を棄却する。

3. 最終的な答え

この検定は 両側 検定であり、有意水準を0.05とすると、 Z>1.96|Z| > 1.96 となるとき、帰無 仮説は有意水準0.05で棄却される。

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