1から6の目を持つさいころが与えられ、それぞれの目が出る確率が表に示されている。このさいころを3回振る。 (1) 1の目と6の目がそれぞれ1回だけ出る確率を求める。 (2) 出た目の数の積が12になる確率を求める。

確率論・統計学確率サイコロ組み合わせ期待値
2025/6/6

1. 問題の内容

1から6の目を持つさいころが与えられ、それぞれの目が出る確率が表に示されている。このさいころを3回振る。
(1) 1の目と6の目がそれぞれ1回だけ出る確率を求める。
(2) 出た目の数の積が12になる確率を求める。

2. 解き方の手順

(1) 1の目と6の目がそれぞれ1回だけ出る確率を求める。
- 1の目が出る確率は 14\frac{1}{4}
- 6の目が出る確率は 112\frac{1}{12}
- 3回のうち、1の目と6の目が出る回を決定する組み合わせは 3P2=3×2=6_3P_2 = 3 \times 2 = 6 通り。例えば (1, 6, その他), (1, その他, 6), (6, 1, その他), (6, その他, 1), (その他, 1, 6), (その他, 6, 1)
- 3回目の目は1でも6でもない。その確率は 114112=123112=812=231 - \frac{1}{4} - \frac{1}{12} = \frac{12-3-1}{12} = \frac{8}{12} = \frac{2}{3}
- よって、求める確率は 6×14×112×23=6×2144=12144=1126 \times \frac{1}{4} \times \frac{1}{12} \times \frac{2}{3} = 6 \times \frac{2}{144} = \frac{12}{144} = \frac{1}{12}
(2) 出た目の数の積が12となる確率を求める。
3回の目の出方の組み合わせで積が12になるのは以下の組み合わせが考えられる。
- (1, 1, 12) -> 12は存在しないので、ありえない。
- (1, 2, 6)
- (1, 3, 4)
- (2, 2, 3)
それぞれの組み合わせの確率と並べ方を考える。
- (1, 2, 6)の場合、並べ方は3! = 6通り。確率は 14×16×112×6=6288=148\frac{1}{4} \times \frac{1}{6} \times \frac{1}{12} \times 6 = \frac{6}{288} = \frac{1}{48}
- (1, 3, 4)の場合、並べ方は3! = 6通り。確率は 14×16×16×6=6144=124\frac{1}{4} \times \frac{1}{6} \times \frac{1}{6} \times 6 = \frac{6}{144} = \frac{1}{24}
- (2, 2, 3)の場合、並べ方は3!2!=3\frac{3!}{2!} = 3通り。確率は 16×16×16×3=3216=172\frac{1}{6} \times \frac{1}{6} \times \frac{1}{6} \times 3 = \frac{3}{216} = \frac{1}{72}
よって、積が12となる確率は 148+124+172=3144+6144+2144=11144\frac{1}{48} + \frac{1}{24} + \frac{1}{72} = \frac{3}{144} + \frac{6}{144} + \frac{2}{144} = \frac{11}{144}

3. 最終的な答え

(1) 112\frac{1}{12}
(2) 11144\frac{11}{144}

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