2022年における47都道府県別のホテルと旅館の合計数のデータがヒストグラムで与えられている。 (a) ホテルと旅館の合計数が2400以上である都道府県数は6である。 (b) ホテルと旅館の合計数が最も多い都道府県のデータの値を除いた46個の値からなるデータは、除く前のデータと比較して中央値が減少する。 (a), (b)の正誤の組合せとして正しいものを選ぶ問題。

確率論・統計学ヒストグラム中央値データ分析統計
2025/6/7

1. 問題の内容

2022年における47都道府県別のホテルと旅館の合計数のデータがヒストグラムで与えられている。
(a) ホテルと旅館の合計数が2400以上である都道府県数は6である。
(b) ホテルと旅館の合計数が最も多い都道府県のデータの値を除いた46個の値からなるデータは、除く前のデータと比較して中央値が減少する。
(a), (b)の正誤の組合せとして正しいものを選ぶ問題。

2. 解き方の手順

(a)の正誤について:
ヒストグラムから、2400以上である都道府県数を数える。
2400-2800:2県
2800-3200:1県
3200-3600:2県
3600-4000:1県
合計:2+1+2+1=62+1+2+1=6
よって、(a)は正しい。
(b)の正誤について:
ホテルと旅館の合計数が最も多い都道府県数は、0-400の階級にある。
47個のデータの中央値は、24番目の値である。
最も多い0-400の階級の値を除くと、中央値が所属する階級が変わるかどうかを検討する必要がある。
ヒストグラムからわかる各階級の都道府県数は以下の通り。
0-400:9県
400-800:8県
800-1200:7県
1200-1600:5県
1600-2000:4県
2000-2400:0県
2400-2800:2県
2800-3200:1県
3200-3600:2県
3600-4000:1県
合計:47県
元のデータの中央値は、小さい方から24番目の値である。
0-400が9個、400-800が8個、800-1200が7個なので、ここまでで 9+8+7=249+8+7=24 個。
したがって、中央値は800-1200の範囲に含まれる。
最も多い階級である0-400の階級のデータを除くと、データ数は46個となり、中央値は小さい方から23番目と24番目の平均値となる。
0-400の階級の1つを除くと、0-400は8個になる。
すると、0-400が8個、400-800が8個なので、ここまでで 8+8=168+8=16 個。
残り2316=723-16=7個、 2416=824-16=8個は800-1200の階級に含まれる。
したがって、中央値は800-1200の範囲に含まれる。
ただし、23番目と24番目の値はどちらも800-1200の範囲に含まれ、その平均値も800-1200の範囲となる。
中央値が減少するかどうかは、元の24番目の値と、除いた後の23番目と24番目の値の平均を比較する必要がある。
しかし、元のデータで0-400の範囲の最大値が取り除かれることで、残りのデータの分布は全体的に大きい方に偏りやすくなる。よって、中央値は減少する可能性が高い。
(b)は正しい。
(a)が正しく、(b)も正しいので、解答群0が正しい。

3. 最終的な答え

0

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