与えられたデータに基づいて、以下の統計量を計算する問題です。 (1) 変数1と変数2の共分散 (2) 変数1と変数2の相関係数 (3) 変数1と変数3の相関係数 (4) 変数2と変数3の相関係数 (5) 変数3の影響を取り除いた変数1と変数2の偏相関係数

確率論・統計学統計相関係数共分散偏相関係数
2025/6/7

1. 問題の内容

与えられたデータに基づいて、以下の統計量を計算する問題です。
(1) 変数1と変数2の共分散
(2) 変数1と変数2の相関係数
(3) 変数1と変数3の相関係数
(4) 変数2と変数3の相関係数
(5) 変数3の影響を取り除いた変数1と変数2の偏相関係数

2. 解き方の手順

(1) 変数1と変数2の共分散:問題文に答えが与えられています。
(2) 変数1と変数2の相関係数:問題文に答えが与えられています。
(3) 変数1と変数3の相関係数:問題文に答えが与えられています。
(4) 変数2と変数3の相関係数:問題文に答えが与えられています。
(5) 変数3の影響を取り除いた変数1と変数2の偏相関係数を計算します。変数1を x1x_1、変数2を x2x_2、変数3を x3x_3 とすると、偏相関係数 r12.3r_{12.3} は以下の式で求められます。
r12.3=r12r13r23(1r132)(1r232)r_{12.3} = \frac{r_{12} - r_{13}r_{23}}{\sqrt{(1 - r_{13}^2)(1 - r_{23}^2)}}
ここで、r12r_{12} は変数1と変数2の相関係数、r13r_{13} は変数1と変数3の相関係数、r23r_{23} は変数2と変数3の相関係数です。
与えられた値を用いて計算します。r12=0.87r_{12} = 0.87r13=0.96r_{13} = -0.96r23=0.94r_{23} = -0.94
r12.3=0.87(0.96)(0.94)(1(0.96)2)(1(0.94)2)r_{12.3} = \frac{0.87 - (-0.96)(-0.94)}{\sqrt{(1 - (-0.96)^2)(1 - (-0.94)^2)}}
r12.3=0.870.9024(10.9216)(10.8836)r_{12.3} = \frac{0.87 - 0.9024}{\sqrt{(1 - 0.9216)(1 - 0.8836)}}
r12.3=0.0324(0.0784)(0.1164)r_{12.3} = \frac{-0.0324}{\sqrt{(0.0784)(0.1164)}}
r12.3=0.03240.00912416r_{12.3} = \frac{-0.0324}{\sqrt{0.00912416}}
r12.3=0.03240.0955205r_{12.3} = \frac{-0.0324}{0.0955205}
r12.30.3392r_{12.3} \approx -0.3392

3. 最終的な答え

(1) 変数1と変数2の共分散:366.88
(2) 変数1と変数2の相関係数:0.87
(3) 変数1と変数3の相関係数:-0.96
(4) 変数2と変数3の相関係数:-0.94
(5) 変数3の影響を取り除いた変数1と変数2の偏相関係数:-0.3392

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