与えられた選択肢の中から、統計学的な記述として誤っているものを全て選択する問題です。選択肢は以下の4つです。 1. 2変数の関係の有無は相関係数のみで判断できる。

確率論・統計学統計相関相関係数疑似相関外れ値重回帰分析
2025/6/7

1. 問題の内容

与えられた選択肢の中から、統計学的な記述として誤っているものを全て選択する問題です。選択肢は以下の4つです。

1. 2変数の関係の有無は相関係数のみで判断できる。

2. 第3の変数によって相関があるように見える相関を疑似相関という。

3. 相関係数が大きくても外れ値が存在する場合がある。

4. 疑似相関における第3の変数の影響はどんな方法を用いても取り除くことはできない。

2. 解き方の手順

各選択肢について、その正誤を判断します。
* 選択肢1: 相関係数はあくまで2変数の線形な関係の強さを示す指標です。因果関係があるとは限らず、他の要因も考慮する必要があります。したがって、2変数の関係の有無を相関係数のみで判断することはできません。これは誤りです。
* 選択肢2: 第3の変数が関係することで、見かけ上相関があるように見えることを疑似相関といいます。これは正しい記述です。
* 選択肢3: 相関係数が大きくても、外れ値の影響で全体の傾向が歪められている場合があります。したがって、外れ値が存在する可能性はあります。これは正しい記述です。
* 選択肢4: 疑似相関における第3の変数の影響は、重回帰分析や偏相関係数などを用いて取り除くことができます。したがって、どんな方法を用いても取り除くことができないという記述は誤りです。
以上の考察から、誤っている選択肢は1と4です。

3. 最終的な答え

1と4

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