三角形ABCの外心O、内心I、外接円の半径R、内接円の半径rがあるとき、OとIが一致しない場合のR、rとOIの関係を調べる問題です。空欄のアからクに当てはまる選択肢を選びます。

幾何学三角形外心内心外接円内接円オイラーの定理
2025/6/7

1. 問題の内容

三角形ABCの外心O、内心I、外接円の半径R、内接円の半径rがあるとき、OとIが一致しない場合のR、rとOIの関係を調べる問題です。空欄のアからクに当てはまる選択肢を選びます。

2. 解き方の手順

まず、アの空欄を埋めます。
HAI=BAI\angle HAI = \angle BAI
次に、イの空欄を埋めます。
AHIEBD\triangle AHI \sim \triangle EBD より、対応する辺の比は等しいので、
ED:AI=BD:IHED:AI = BD:IH となります。問題文より、ED:AI=:HIED:AI = イ :HI なので、=BDイ = BD となります。
次に、AI:BD = ウ:Rを埋めます。
円周角の定理より、CAD=CBD\angle CAD = \angle CBD なので、ABI=CBI\angle ABI = \angle CBI, BAI=CAD=CBD\angle BAI = \angle CAD = \angle CBD より、
ABI=CBI=BAI\angle ABI = \angle CBI = \angle BAI なので、ABI\triangle ABI は二等辺三角形であり、AI=BIAI = BI
OBD\triangle OBD について、OB=OD=ROB=OD=Rで、IIABC\triangle ABCの内心なので、BI=DIBI=DI
したがって、AI=BI=DIAI=BI=DI
BD=2Rsin(BAD)=2Rsin(BAI+IAD)BD = 2R \sin(\angle BAD) = 2R \sin(\angle BAI + \angle IAD)
AI:BD=AI:2R=r:RAI:BD=AI:2R=r:Rより、AI=2rRRAI = \frac{2r}{R} *R
HAI=BED\angle HAI = \angle BED, AHI=EBD=90\angle AHI = \angle EBD = 90^\circ なので、AHIEBD\triangle AHI \sim \triangle EBD
したがって、AI:ED=IH:BDAI:ED = IH:BD
次に、エの空欄を埋めます。
ABI=CBI\angle ABI = \angle CBI であり、 CAD=CBD\angle CAD = \angle CBD なので、エ = ABI=CBD\angle ABI = \angle CBD
次に、オの空欄を埋めます。
DIB=DAI+ABI\angle DIB = \angle DAI + \angle ABI, DBI=DBC+CBI\angle DBI = \angle DBC + \angle CBI
DIB=DAI+ABI=CAD+CBI\angle DIB = \angle DAI + \angle ABI = \angle CAD + \angle CBI
DIB=CAD+ABI\angle DIB = \angle CAD + \angle ABICAD=CBD=CBI\angle CAD = \angle CBD = \angle CBI より DIB=ABI\angle DIB = \angle ABI
次に、カの空欄を埋めます。
DBI\triangle DBI は二等辺三角形なので、BD=DIBD=DI
次に、キの空欄を埋めます。
方べきの定理より、AIAI=(FOOI)(GO+OI)=(FO+OI)(GOOI)=(R+OI)(ROI)=R2OI2AI \cdot AI = (FO-OI)(GO+OI) = (FO+OI)(GO-OI) = (R+OI)(R-OI) = R^2-OI^2 なので、
AIBD=(FO+OI)(GOOI)AI \cdot BD = (FO + OI)(GO - OI) より、AIBD=(R+OI)(ROI)AI \cdot BD = (R+OI)(R-OI) なので、AIDI=(FO+OI)(GOOI)AI \cdot DI = (FO+OI)(GO-OI) より、カ = BD, キ=OI
最後に、クの空欄を埋めます。
①, ②, ③から OI2=R22RrOI^2 = R^2 - 2Rr が成り立つ。(オイラーの定理)

3. 最終的な答え

ア: ②
イ: ②
ウ: 2
エ: ①
オ: ①
カ: ②
キ: ⑤
ク: ③

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