平行四辺形ABCDにおいて、辺BCを3等分する点のうちCに近い点をEとする。直線AEと直線BDの交点をFとするとき、AF:AEを求めよ。

幾何学ベクトル平行四辺形線分の比図形問題
2025/6/7

1. 問題の内容

平行四辺形ABCDにおいて、辺BCを3等分する点のうちCに近い点をEとする。直線AEと直線BDの交点をFとするとき、AF:AEを求めよ。

2. 解き方の手順

まず、AB=b\vec{AB} = \vec{b}, AD=d\vec{AD} = \vec{d}と定める。
点Eは辺BCを3等分する点のうちCに近い点なので、BE=23BC=23AD=23d\vec{BE} = \frac{2}{3}\vec{BC} = \frac{2}{3}\vec{AD} = \frac{2}{3}\vec{d}である。
したがって、AE=AB+BE=b+23d\vec{AE} = \vec{AB} + \vec{BE} = \vec{b} + \frac{2}{3}\vec{d} と表せる。
次に、点Fは直線BD上にあるので、ttを実数として AF=(1s)AB+sAD\vec{AF} = (1-s)\vec{AB} + s\vec{AD}と表せる。 また、点Fは直線AE上にあるので、kkを実数として AF=kAE\vec{AF} = k\vec{AE}と表せる。
したがって、
AF=(1s)b+sd=kAE=k(b+23d)=kb+23kd\vec{AF} = (1-s)\vec{b} + s\vec{d} = k\vec{AE} = k(\vec{b} + \frac{2}{3}\vec{d}) = k\vec{b} + \frac{2}{3}k\vec{d}
b\vec{b}d\vec{d}は一次独立なので、1s=k1-s = k, s=23ks = \frac{2}{3}k が成り立つ。
1s=k1 - s = kに、s=23ks = \frac{2}{3}kを代入すると、123k=k1 - \frac{2}{3}k = kとなり、1=53k1 = \frac{5}{3}kより、k=35k = \frac{3}{5}である。
AF=35AE\vec{AF} = \frac{3}{5}\vec{AE} より、AF:AE=3:5AF:AE = 3:5となる。

3. 最終的な答え

AF:AE = 3:5

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