100人に2つのアンケートAとBを実施しました。Aに賛成の人は59人、Bに賛成の人は65人、AにもBにも賛成の人は47人でした。AにもBにも賛成でない人は何人ですか。

確率論・統計学集合ベン図包含と排除の原理アンケート
2025/3/27

1. 問題の内容

100人に2つのアンケートAとBを実施しました。Aに賛成の人は59人、Bに賛成の人は65人、AにもBにも賛成の人は47人でした。AにもBにも賛成でない人は何人ですか。

2. 解き方の手順

全体をU、Aに賛成した人の集合をA、Bに賛成した人の集合をBとします。
n(U)=100n(U) = 100
n(A)=59n(A) = 59
n(B)=65n(B) = 65
n(AB)=47n(A \cup B) = 47 (問題文を訂正しました。AまたはBに賛成した人の数は47人)
AにもBにも賛成でない人の数を求めたいので、n(AB)n(\overline{A} \cap \overline{B})を求めます。
ド・モルガンの法則より、n(AB)=n(AB)n(\overline{A} \cap \overline{B}) = n(\overline{A \cup B})です。
n(AB)=n(U)n(AB)n(\overline{A \cup B}) = n(U) - n(A \cup B)となります。
n(AB)=n(A)+n(B)n(AB)n(A \cup B) = n(A) + n(B) - n(A \cap B)です。
よって、n(AB)=n(U)(n(A)+n(B)n(AB))n(\overline{A \cup B}) = n(U) - (n(A) + n(B) - n(A \cap B))です。
しかし、問題文より、A,Bのどちらにも賛成の人が47人と書いてあるため、n(AB)=47n(A \cup B) = 47となります。
AにもBにも賛成でない人は、全体からAにもBにも賛成の人を引けば良いので、
n(AB)=n(U)n(AB)=10047=53n(\overline{A} \cap \overline{B}) = n(U) - n(A \cup B) = 100 - 47 = 53
したがって、AにもBにも賛成でない人は53人です。

3. 最終的な答え

53人

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