検定において、調べたい確率変数の出現確率が、基準の確率よりもどのような場合に、最初に立てた仮説を棄却するかという問題です。選択肢の中から適切なものを選びます。
2025/6/14
1. 問題の内容
検定において、調べたい確率変数の出現確率が、基準の確率よりもどのような場合に、最初に立てた仮説を棄却するかという問題です。選択肢の中から適切なものを選びます。
2. 解き方の手順
統計的仮説検定の基本的な考え方に基づきます。
* 帰無仮説(最初に立てた仮説)は、通常、ある効果がない、差がない、といった主張です。
* 検定では、帰無仮説が正しいと仮定した上で、データから得られた統計量がどの程度起こりにくいかを評価します。
* この「起こりにくさ」を測るのがp値です。p値が小さいほど、帰無仮説が正しくない可能性が高くなります。
* 一般に、p値が有意水準(例えば5%)よりも小さい場合、帰無仮説を棄却します。
* 確率変数の出現確率が基準の確率よりも極端に高い場合、または極端に低い場合に、帰無仮説を棄却します。この「極端さ」は、基準の確率からのずれの大きさを意味します。
* 選択肢から、上記の考え方と整合的なものを選びます。
3. 最終的な答え
問題文の選択肢の中で最も適切なのは「よりも低い」です。より正確には、「基準の確率と異なる」場合がより適切です。しかし、与えられた選択肢の中では、一般的に統計的検定では、出現確率が基準よりも低い場合も、高い場合も帰無仮説を棄却するため、「よりも低い」を選ぶことが最も適切です。