不等式 $x^2 + xy + y^2 \geq 0$ が成り立つことを証明し、等号が成り立つ場合を調べる。

代数学不等式平方完成証明二変数
2025/6/8

1. 問題の内容

不等式 x2+xy+y20x^2 + xy + y^2 \geq 0 が成り立つことを証明し、等号が成り立つ場合を調べる。

2. 解き方の手順

与えられた不等式の左辺を平方完成することを試みます。
xx について平方完成します。
x2+xy+y2=x2+xy+y24y24+y2x^2 + xy + y^2 = x^2 + xy + \frac{y^2}{4} - \frac{y^2}{4} + y^2
=(x+y2)2+34y2= (x + \frac{y}{2})^2 + \frac{3}{4}y^2
(x+y2)2(x + \frac{y}{2})^2 は実数の二乗なので、常に0以上です。
34y2\frac{3}{4}y^2 も実数の二乗に正の係数がかかっているので、常に0以上です。
したがって、
(x+y2)2+34y20(x + \frac{y}{2})^2 + \frac{3}{4}y^2 \geq 0
が成り立ちます。
等号が成り立つのは、
x+y2=0x + \frac{y}{2} = 0 かつ y=0y = 0 のときです。
y=0y = 0x+y2=0x + \frac{y}{2} = 0 に代入すると、x=0x = 0 となります。
したがって、x=0x = 0 かつ y=0y = 0 のとき等号が成り立ちます。

3. 最終的な答え

不等式 x2+xy+y20x^2 + xy + y^2 \geq 0 は成り立つ。等号が成り立つのは x=0x = 0 かつ y=0y = 0 のとき。

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