問題は、次の6つの問題から構成されています。 (1) $arcsin(\frac{1}{2})$と$arctan(-\sqrt{3})$の値を求める。 (2) $cos(arcsin(u)) = \sqrt{1-u^2}$を示す。 (3) $\lim_{x\to 1}(x^2+3) = 4$が成り立つことを、極限値の基本性質(和と積)を用いて説明する。 (4) $x \to \infty$のとき、$y = e^x, y = x^3, y = x, y = \sqrt{x}, y = log x$ の増大度の大きい順に並べる。 (5) $f(x)=x^2$に対して、$\Delta f = f(x + \Delta x) - f(x)$とし、$f'(x)=\frac{df}{dx}$の定義式を$\Delta x$, $\Delta f$を用いて書き、$f'(x)=2x$となることを示す。 (6) $\lim_{x\to 1} \frac{x^2-1}{x+2}$を計算し、$f(x)=x^2 (x\ge 0)$, $g(x)=\sqrt{x}$が互いに逆関数であることを示す。
2025/6/8
1. 問題の内容
問題は、次の6つの問題から構成されています。
(1) との値を求める。
(2) を示す。
(3) が成り立つことを、極限値の基本性質(和と積)を用いて説明する。
(4) のとき、 の増大度の大きい順に並べる。
(5) に対して、とし、の定義式を, を用いて書き、となることを示す。
(6) を計算し、, が互いに逆関数であることを示す。
2. 解き方の手順
(1)
の値は、となるを求めることで得られます。これはです。
の値は、となるを求めることで得られます。これはです。
(2)
とおくと、となります。
単位円を考えると、なので、
したがって、。の定義域はなので、、よって
(3)
(和の性質)
(積の性質)
(4)
のとき、増大度の大きい順に並べると、
(5)
(1)
(2) なので、
(6)
(1)
(2)
よって、とは互いに逆関数である。
3. 最終的な答え
(1) ,
(2)
(3)
(4)
(5) (1) (2)
(6) (1) (2) とは互いに逆関数である。