例題8を参照する必要があります。例題8の内容が具体的に与えられていないため、ここでは一般的な条件付き確率の考え方で説明します。
* 事象A:実際に病原菌がいる
* 事象B:検査結果が陰性である
求めたいのは条件付き確率 P(A∣B) であり、これは「検査結果が陰性であった場合に、実際には病原菌がいる確率」を表します。 条件付き確率は以下の式で計算できます。
P(A∣B)=P(B)P(A∩B) ここで、P(A∩B) は「実際に病原菌がいて、かつ検査結果が陰性である確率」を表し、P(B) は「検査結果が陰性である確率」を表します。 例題8の内容から、以下の確率が与えられていると仮定します。
* P(A):実際に病原菌がいる確率 * P(B∣A):実際に病原菌がいる場合に、検査結果が陰性となる確率(偽陰性率) * P(B∣A):実際に病原菌がいない場合に、検査結果が陰性となる確率(特異度) これらの確率を用いて、P(A∩B) と P(B) を計算します。 P(A∩B)=P(B∣A)P(A) P(B)=P(B∣A)P(A)+P(B∣A)P(A) ここで、P(A) は「実際に病原菌がいない確率」であり、P(A)=1−P(A) で計算できます。 これらの値を上記の条件付き確率の式に代入して計算します。
仮に、
P(A)=0.01 (1%) P(B∣A)=0.1 (偽陰性率10%) P(B∣A)=0.99 (特異度99%) であるとすると、
P(A∩B)=0.1∗0.01=0.001 P(A)=1−0.01=0.99 P(B)=(0.1∗0.01)+(0.99∗0.99)=0.001+0.9801=0.9811 P(A∣B)=0.98110.001≈0.001019