(1) 直線 l:x−2y+1=0 の法線ベクトルは、直線の係数から直接求めることができる。一般に、直線 ax+by+c=0 の法線ベクトルは (ab) である。 (2) 点 P(2,−1) を通り、直線 l に直交する直線 l1 を考える。直線 l の方向ベクトルは (21)である。 したがって、l1 の媒介変数表示は、パラメータ t を用いて次のように表される。 (xy)=(2−1)+t(21) つまり、x=2+2t, y=−1+t (3) l と l1 の交点の座標を求める。 l:x−2y+1=0 と l1:x=2+2t,y=−1+t を連立させる。 x−2y+1=(2+2t)−2(−1+t)+1=2+2t+2−2t+1=5=0。この連立方程式には解が存在しない。 しかし、lの方向ベクトルは(2,1)なので、点Pを通りlに直交する直線は、lの法線ベクトル(1,-2)を方向ベクトルとして持つ。
したがって、l1 の媒介変数表示は、パラメータ t を用いて次のように表される。 (xy)=(2−1)+t(1−2) つまり、x=2+t, y=−1−2t l:x−2y+1=0 と l1:x=2+t,y=−1−2t を連立させる。 (2+t)−2(−1−2t)+1=0 2+t+2+4t+1=0 x=2+(−1)=1 y=−1−2(−1)=−1+2=1