円 $x^2 + y^2 - 6ax + 2ay + 20a - 50 = 0$ が定数 $a$ がどんな値をとっても2つの定点を通ることを示す。また、この円と円 $x^2 + y^2 + x + y - 21 = 0$ の2交点を通る直線が点 $(-1, 2)$ を通るように $a$ の値を定める。
2025/6/12
1. 問題の内容
円 が定数 がどんな値をとっても2つの定点を通ることを示す。また、この円と円 の2交点を通る直線が点 を通るように の値を定める。
2. 解き方の手順
(1) 円 が2つの定点を通ることを示す。
この式を について整理すると、
この式は、
かつ
のとき、任意の に対して成り立つ。
よって、この2式を満たす点 は、与えられた円が常に通る定点である。
より、
これを に代入すると、
のとき
のとき
したがって、2つの定点は と である。
(2) 2つの円の交点を通る直線の方程式を求める。
円 と円 の交点を通る直線の方程式は、
(3) この直線が点 を通るように の値を定める。
3. 最終的な答え
2つの定点は と であり、 である。