ベクトル $\vec{a}$ と $\vec{b}$ の大きさと、$\vec{a} - 2\vec{b}$ の大きさが与えられているとき、内積 $\vec{a} \cdot \vec{b}$ を求める。具体的には、 $|\vec{a}| = 3$, $|\vec{b}| = 2$, $|\vec{a} - 2\vec{b}| = \sqrt{37}$ のとき、$\vec{a} \cdot \vec{b}$ を求める。

幾何学ベクトル内積ベクトルの大きさ
2025/6/12

1. 問題の内容

ベクトル a\vec{a}b\vec{b} の大きさと、a2b\vec{a} - 2\vec{b} の大きさが与えられているとき、内積 ab\vec{a} \cdot \vec{b} を求める。具体的には、 a=3|\vec{a}| = 3, b=2|\vec{b}| = 2, a2b=37|\vec{a} - 2\vec{b}| = \sqrt{37} のとき、ab\vec{a} \cdot \vec{b} を求める。

2. 解き方の手順

まず、a2b2|\vec{a} - 2\vec{b}|^2 を計算し、内積の定義を用いる。
a2b2=(a2b)(a2b)|\vec{a} - 2\vec{b}|^2 = (\vec{a} - 2\vec{b}) \cdot (\vec{a} - 2\vec{b})
=aa2a(2b)+(2b)(2b)= \vec{a} \cdot \vec{a} - 2\vec{a} \cdot (2\vec{b}) + (2\vec{b}) \cdot (2\vec{b})
=a24(ab)+4b2= |\vec{a}|^2 - 4(\vec{a} \cdot \vec{b}) + 4|\vec{b}|^2
与えられた値 a=3|\vec{a}| = 3, b=2|\vec{b}| = 2, a2b=37|\vec{a} - 2\vec{b}| = \sqrt{37} を代入する。
(37)2=324(ab)+4(22)(\sqrt{37})^2 = 3^2 - 4(\vec{a} \cdot \vec{b}) + 4(2^2)
37=94(ab)+1637 = 9 - 4(\vec{a} \cdot \vec{b}) + 16
37=254(ab)37 = 25 - 4(\vec{a} \cdot \vec{b})
4(ab)=3725-4(\vec{a} \cdot \vec{b}) = 37 - 25
4(ab)=12-4(\vec{a} \cdot \vec{b}) = 12
ab=124\vec{a} \cdot \vec{b} = \frac{12}{-4}
ab=3\vec{a} \cdot \vec{b} = -3

3. 最終的な答え

ab=3\vec{a} \cdot \vec{b} = -3

「幾何学」の関連問題

2点 $(-2, 1)$ と $(-1, 0)$ を通り、$y$軸に接する円の方程式を求める。

方程式座標平面
2025/6/13

一辺の長さが2である立方体ABCD-EFGHにおいて、辺ABの中点をMとする。線分MGの長さ、∠DGMの角度、△DGMの面積、四面体CDMGの体積、頂点Cから平面DGMへ下ろした垂線CPの長さを求める...

空間図形立方体三平方の定理余弦定理三角錐体積面積
2025/6/13

一辺の長さが$\sqrt{7}$の正三角形$ABC$があり、$\triangle ABC$の外接円上に点$D$を、弧$CA$上で、$CD=1$を満たすように取る。線分$AC$と$BD$の交点を$E$と...

正三角形余弦定理円周角の定理相似
2025/6/13

一辺の長さが4の正八面体の表面積と体積を求め、さらにこの正八面体に内接する球の体積を求める問題です。

正八面体表面積体積内接球立体図形
2025/6/13

複素数平面において、点 $z$ が原点を中心とする半径1の円から点-1を除いた円上を動くとき、点 $w = \frac{z+1}{z+i}$ がどのような図形を描くか求めます。

複素数平面図形軌跡複素数
2025/6/13

複素数 $w$ が $w = \frac{z+i}{z+1}$ で与えられ、$|z| = 1$ を満たすとき、複素数平面上で点 $w$ がどのような図形を描くか求める問題です。ただし、$w \neq ...

複素数複素数平面絶対値垂直二等分線
2025/6/13

## 1. 問題の内容

三角形正弦定理余弦定理面積外接円三角比
2025/6/13

$\sin 115^\circ$ を鋭角の三角比で表す問題です。すなわち、$\sin 115^\circ = \sin \theta$ となる鋭角 $\theta$ を求める問題です。

三角比角度変換sin
2025/6/13

点A(2, 1) を通る直線が円 $x^2 + y^2 = 2$ と異なる2点P, Qで交わり、線分PQの長さが2であるとき、直線の方程式を求めよ。

直線交点距離二次方程式
2025/6/13

大問3は、三角比に関する問題です。具体的には、以下の3つの問題が含まれています。 [1] 与えられた直角三角形における $\sin \theta$, $\cos \theta$, $\tan \the...

三角比sincostan直角三角形鈍角三角関数の相互関係
2025/6/13