一辺の長さが4の正八面体の表面積と体積を求め、さらにこの正八面体に内接する球の体積を求める問題です。

幾何学正八面体表面積体積内接球立体図形
2025/6/13

1. 問題の内容

一辺の長さが4の正八面体の表面積と体積を求め、さらにこの正八面体に内接する球の体積を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、正八面体は正四角錐を2つ底面で貼り合わせた形をしていると考えます。正四面体2つでも解けますが、少し難しいので、正四角錐に分解することにします。
正四角錐の一つの底面積は、4×4=164 \times 4 = 16 です。
正四角錐の高さは、222\sqrt{2} です。これは、底面の対角線の半分、222\sqrt{2}が高さになるからです。
したがって、正八面体の体積は、2×13×16×22=64232 \times \frac{1}{3} \times 16 \times 2\sqrt{2} = \frac{64\sqrt{2}}{3} です。
正八面体は、各面が正三角形で構成されています。一つの正三角形の面積は、34×42=43\frac{\sqrt{3}}{4} \times 4^2 = 4\sqrt{3} です。正八面体は8つの正三角形からなるので、表面積は 8×43=3238 \times 4\sqrt{3} = 32\sqrt{3} です。
次に、正八面体に内接する球の体積を求めます。正八面体の中心から各面までの距離が、内接球の半径となります。正三角形の一つの面を考えます。内接球の半径をrとすると、正八面体の体積は、正四面体の体積の公式を用いて、8×13×43×r8 \times \frac{1}{3} \times 4\sqrt{3} \times r とも表せます。つまり、
6423=8×13×43×r\frac{64\sqrt{2}}{3} = 8 \times \frac{1}{3} \times 4\sqrt{3} \times r
642=323×r64\sqrt{2} = 32\sqrt{3} \times r
r=642323=223=263r = \frac{64\sqrt{2}}{32\sqrt{3}} = \frac{2\sqrt{2}}{\sqrt{3}} = \frac{2\sqrt{6}}{3}
内接球の体積は、43πr3=43π(263)3=43π(8×6627)=43π(48627)=43π(1669)=64627π\frac{4}{3} \pi r^3 = \frac{4}{3} \pi (\frac{2\sqrt{6}}{3})^3 = \frac{4}{3} \pi (\frac{8 \times 6 \sqrt{6}}{27}) = \frac{4}{3} \pi (\frac{48 \sqrt{6}}{27}) = \frac{4}{3} \pi (\frac{16 \sqrt{6}}{9}) = \frac{64\sqrt{6}}{27}\pi です。

3. 最終的な答え

表面積:32332\sqrt{3}
体積:6423\frac{64\sqrt{2}}{3}
内接する球の体積:64627π\frac{64\sqrt{6}}{27}\pi

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