一辺の長さが2である立方体ABCD-EFGHにおいて、辺ABの中点をMとする。線分MGの長さ、∠DGMの角度、△DGMの面積、四面体CDMGの体積、頂点Cから平面DGMへ下ろした垂線CPの長さを求める問題です。

幾何学空間図形立方体三平方の定理余弦定理三角錐体積面積
2025/6/13

1. 問題の内容

一辺の長さが2である立方体ABCD-EFGHにおいて、辺ABの中点をMとする。線分MGの長さ、∠DGMの角度、△DGMの面積、四面体CDMGの体積、頂点Cから平面DGMへ下ろした垂線CPの長さを求める問題です。

2. 解き方の手順

ア:MGの長さを求める。
MはABの中点なので、AM = MB = 1である。
△MBGは直角三角形なので、三平方の定理より
MG=MB2+BG2=12+22=5MG = \sqrt{MB^2 + BG^2} = \sqrt{1^2 + 2^2} = \sqrt{5}
イ:∠DGMを求める。
DG=AD2+AG2=22+22=22DG = \sqrt{AD^2 + AG^2} = \sqrt{2^2 + 2^2} = 2\sqrt{2}
DM=AD2+AM2=22+12=5DM = \sqrt{AD^2 + AM^2} = \sqrt{2^2 + 1^2} = \sqrt{5}
△DGMにおいて、余弦定理を用いると
cosDGM=DG2+MG2DM22DGMG=(22)2+(5)2(5)22225=8410=210=105\cos ∠DGM = \frac{DG^2 + MG^2 - DM^2}{2 * DG * MG} = \frac{(2\sqrt{2})^2 + (\sqrt{5})^2 - (\sqrt{5})^2}{2 * 2\sqrt{2} * \sqrt{5}} = \frac{8}{4\sqrt{10}} = \frac{2}{\sqrt{10}} = \frac{\sqrt{10}}{5}
DGM=arccos(105)50.77∠DGM = \arccos(\frac{\sqrt{10}}{5}) \approx 50.77^\circ
エ:△DGMの面積を求める。
sin2DGM+cos2DGM=1\sin^2 ∠DGM + \cos^2 ∠DGM = 1
sinDGM=1cos2DGM=1(105)2=11025=1525=155\sin ∠DGM = \sqrt{1 - \cos^2 ∠DGM} = \sqrt{1 - (\frac{\sqrt{10}}{5})^2} = \sqrt{1 - \frac{10}{25}} = \sqrt{\frac{15}{25}} = \frac{\sqrt{15}}{5}
△DGMの面積 =12DGMGsinDGM=12225155=30155=4505=1525=32= \frac{1}{2} * DG * MG * \sin ∠DGM = \frac{1}{2} * 2\sqrt{2} * \sqrt{5} * \frac{\sqrt{15}}{5} = \frac{\sqrt{30 * 15}}{5} = \frac{\sqrt{450}}{5} = \frac{15\sqrt{2}}{5} = 3\sqrt{2}
オ、カ:四面体CDMGの体積を求める。
四面体CDMGの体積は、三角錐CDMGの体積である。底面を△CDMとすると、高さはCG=2である。
△CDMの面積 =12CDAM=1221=1= \frac{1}{2} * CD * AM = \frac{1}{2} * 2 * 1 = 1
四面体CDMGの体積 =13CDMCG=1312=23= \frac{1}{3} * △CDM * CG = \frac{1}{3} * 1 * 2 = \frac{2}{3}
キ、ク:頂点Cから平面DGMへ下ろした垂線CPの長さを求める。
四面体CDMGの体積 =13DGMCP= \frac{1}{3} * △DGM * CP
23=1332CP\frac{2}{3} = \frac{1}{3} * 3\sqrt{2} * CP
CP=23332=232=226=23CP = \frac{2}{3} * \frac{3}{3\sqrt{2}} = \frac{2}{3\sqrt{2}} = \frac{2\sqrt{2}}{6} = \frac{\sqrt{2}}{3}

3. 最終的な答え

ア:5\sqrt{5}
イ:50.7750.77^\circ
エ:323\sqrt{2}
オ:2
カ:3
キ:2\sqrt{2}
ク:3

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