点 $(5,0)$ を通り、傾きが $a$ の直線が、円 $x^2 + y^2 = 9$ と異なる2点P, Qで交わるとき、以下の問いに答える問題です。 (1) $a$ の値の範囲を求めよ。 (2) PとQの中点をMとする。$a$ を動かすとき、点Mの軌跡を求めよ。
2025/6/14
1. 問題の内容
点 を通り、傾きが の直線が、円 と異なる2点P, Qで交わるとき、以下の問いに答える問題です。
(1) の値の範囲を求めよ。
(2) PとQの中点をMとする。 を動かすとき、点Mの軌跡を求めよ。
2. 解き方の手順
(1)
点 を通り、傾きが の直線の方程式は、
円 と直線 が異なる2点で交わる条件を求める。
直線を円の方程式に代入すると、
この2次方程式が異なる2つの実数解をもつ条件は、判別式 である。
(2)
PとQの中点Mの座標をとする。
,
ただし、, は の2つの解である。
解と係数の関係より、
より、
より、
は、中心 , 半径 の円を表す。
ただし、 の内部にある部分のみ。
であり、 より、
であるから、
で、 の部分。
3. 最終的な答え
(1)
(2) , ただし