(1) 点A(a, a)と点Bを直線 y=2x に関して対称な点とします。 線分ABの中点をMとすると、Mは直線 y=2x 上にあります。 また、直線ABは直線 y=2x と垂直に交わります。 点Bの座標を(x, y)とすると、Mの座標は(2x+a, 2y+a)です。 Mが直線 y=2x 上にあるので、 2y+a=2⋅2x+a y+a=2x+2a また、直線ABの傾きは−21なので、 x−ay−a=−21 2y−2a=−x+a x=−2y+3a これをy=2x+aに代入すると、 y=2(−2y+3a)+a y=−4y+6a+a y=57a x=−2⋅57a+3a=−514a+515a=51a したがって、点Bの座標は(51a, 57a)です。 (2) 点A(a, a)と点Cを直線 y=21x に関して対称な点とします。 線分ACの中点をNとすると、Nは直線 y=21x 上にあります。 また、直線ACは直線 y=21x と垂直に交わります。 点Cの座標を(x′, y′)とすると、Nの座標は(2x′+a, 2y′+a)です。 Nが直線 y=21x 上にあるので、 2y′+a=21⋅2x′+a 2y′+2a=x′+a x′=2y′+a x′−ay′−a=−2 y′−a=−2x′+2a y′=−2x′+3a これをx′=2y′+aに代入すると、 x′=2(−2x′+3a)+a x′=−4x′+6a+a x′=57a y′=−2⋅57a+3a=−514a+515a=51a したがって、点Cの座標は(57a, 51a)です。 (3) AP + PQ + QA を最小にするには、
AP + PQ + QA = BP + PQ + QC が最小になればよい。
点Pは直線 y=2x 上にあり、点Qは直線 y=21x 上にあるので、BP+PQ+QCが最小になるのは、B, P, Q, Cが一直線上にあるときである。 したがって、直線BCと直線 y=2x の交点がP、直線BCと直線 y=21x の交点がQである。 B(51a, 57a)、C(57a, 51a)を通る直線の方程式は、 x−51ay−57a=57a−51a51a−57a=56a−56a=−1 y−57a=−x+51a y=−x+58a 点Pは y=2x 上にあるので、 2x=−x+58a 3x=58a x=158a y=2x=1516a したがって、点Pの座標は(158a, 1516a)です。 点Qは y=21x 上にあるので、 21x=−x+58a 23x=58a x=1516a y=21x=158a したがって、点Qの座標は(1516a, 158a)です。