A, B, C の3人でくじ引きをして班長と副班長を決めます。起こりうるすべての結果が (班長, 副班長) で表されるとき、起こりうるすべての場合の数、Cが班長にも副班長にもならない場合の数、そしてCが班長にも副班長にもならない確率pを求めます。

確率論・統計学確率組み合わせ場合の数確率の計算
2025/3/27

1. 問題の内容

A, B, C の3人でくじ引きをして班長と副班長を決めます。起こりうるすべての結果が (班長, 副班長) で表されるとき、起こりうるすべての場合の数、Cが班長にも副班長にもならない場合の数、そしてCが班長にも副班長にもならない確率pを求めます。

2. 解き方の手順

まず、起こりうるすべての場合の数を求めます。
3人が班長になる可能性があり、班長が決まれば残りの2人が副班長になる可能性があります。
したがって、起こりうるすべての結果は 3×2=63 \times 2 = 6 通りです。問題文には (A,B) が抜けているので、すべて書き出すと:
(A, B), (A, C), (B, A), (B, C), (C, A), (C, B)
このうち、Cが班長にも副班長にもならないのは、(A, B) と (B, A) の2通りです。
したがって、Cが班長にも副班長にもならない確率は、
p=Cが班長にも副班長にもならない場合の数起こりうるすべての結果の数=26=13p = \frac{\text{Cが班長にも副班長にもならない場合の数}}{\text{起こりうるすべての結果の数}} = \frac{2}{6} = \frac{1}{3}
です。

3. 最終的な答え

起こりうるすべての場合の数は 6 通り。
Cが班長にも副班長にもならない場合の数は 2 通り。
Cが班長にも副班長にもならない確率は p=13p = \frac{1}{3}

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