座標平面上の放物線 $y = px^2 + qx + r$ を C とし、直線 $y = 2x - 1$ を l とする。C は点 A(1, 1) において l と接している。 (1) q と r を p を用いて表す。放物線 C 上の点 A における接線 l の傾きから、q と r を求める。 (2) $v > 1$ とする。放物線 C と直線 l および直線 $x = v$ で囲まれた図形の面積 S, x 軸と l および 2 直線 $x = 1$, $x = v$ で囲まれた図形の面積 T を求める。$U = S - T$ は $v = 2$ で極値をとるとする。このとき、$p$ の値を求め、さらに $v > 1$ の範囲で $U = 0$ となる $v$ の値を求める。また、$1 < v < v_0$ の範囲で $U$ がどのような値をとるかを調べる。最後に、$U$ の最小値を求める。
2025/6/12
1. 問題の内容
座標平面上の放物線 を C とし、直線 を l とする。C は点 A(1, 1) において l と接している。
(1) q と r を p を用いて表す。放物線 C 上の点 A における接線 l の傾きから、q と r を求める。
(2) とする。放物線 C と直線 l および直線 で囲まれた図形の面積 S, x 軸と l および 2 直線 , で囲まれた図形の面積 T を求める。 は で極値をとるとする。このとき、 の値を求め、さらに の範囲で となる の値を求める。また、 の範囲で がどのような値をとるかを調べる。最後に、 の最小値を求める。
2. 解き方の手順
(1)
放物線 C を微分すると
点 A(1, 1) における接線の傾きは
直線 l の傾きは 2 であるから、
したがって、 (ア, イウ)
また、点 A(1, 1) は C 上にあるから、
を代入すると、
(エ, オ)
(2)
放物線 C は であり、直線 l は である。
放物線 C と直線 l で囲まれた領域の面積を計算するため、まず積分区間を求める。
(重解)
したがって、積分区間は である。
(カ, キ)
x 軸と直線 および直線 で囲まれた図形の面積 T は、
(ク, ケ, コ)
が で極値を取るとき、 である。
したがって、 (サ)
となる は、
より、 である。(シ, ス, セ)
の範囲で、 である。(ソ)
したがって、③ が答え。
のとき、
より、 のとき極値を取る。
よって、 の最小値は である。(タチ)
3. 最終的な答え
ア: 2
イウ: 2
エ: -1
オ: -1
カ: p/3
キ: (v-1)^3
ク: v^2
ケ: -v
コ: 0
サ: 3
シ: 3
ス: +√5
セ: 2
ソ: ③
タチ: -1