与えられた3つの関数をそれぞれ微分する問題です。 (1) $y = 3x^{-2}$ (2) $y = 2 - \frac{1}{3x^4}$ (3) $y = \frac{5}{x^6} - 4x^3$

解析学微分微分公式べき乗
2025/6/12

1. 問題の内容

与えられた3つの関数をそれぞれ微分する問題です。
(1) y=3x2y = 3x^{-2}
(2) y=213x4y = 2 - \frac{1}{3x^4}
(3) y=5x64x3y = \frac{5}{x^6} - 4x^3

2. 解き方の手順

各関数をxxについて微分します。
(1) y=3x2y = 3x^{-2}
べきの微分公式 ddxxn=nxn1\frac{d}{dx} x^n = nx^{n-1} を用います。
dydx=3(2)x21=6x3=6x3\frac{dy}{dx} = 3(-2)x^{-2-1} = -6x^{-3} = -\frac{6}{x^3}
(2) y=213x4y = 2 - \frac{1}{3x^4}
定数の微分は0であること、べきの微分公式、および定数倍の微分公式を用います。
まず、y=213x4y = 2 - \frac{1}{3}x^{-4}と書き換えます。
dydx=013(4)x41=43x5=43x5\frac{dy}{dx} = 0 - \frac{1}{3}(-4)x^{-4-1} = \frac{4}{3}x^{-5} = \frac{4}{3x^5}
(3) y=5x64x3y = \frac{5}{x^6} - 4x^3
y=5x64x3y = 5x^{-6} - 4x^3と書き換えます。
dydx=5(6)x614(3)x31=30x712x2=30x712x2\frac{dy}{dx} = 5(-6)x^{-6-1} - 4(3)x^{3-1} = -30x^{-7} - 12x^2 = -\frac{30}{x^7} - 12x^2

3. 最終的な答え

(1) dydx=6x3\frac{dy}{dx} = -\frac{6}{x^3}
(2) dydx=43x5\frac{dy}{dx} = \frac{4}{3x^5}
(3) dydx=30x712x2\frac{dy}{dx} = -\frac{30}{x^7} - 12x^2

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