5枚の硬貨を同時に投げたとき、表の出た硬貨の枚数が5枚の場合は40点、4枚の場合は16点、3枚の場合は4点を得られる。それ以外の場合には得点は得られない。このときの得点の期待値を求めよ。

確率論・統計学期待値確率二項分布組み合わせ
2025/6/13

1. 問題の内容

5枚の硬貨を同時に投げたとき、表の出た硬貨の枚数が5枚の場合は40点、4枚の場合は16点、3枚の場合は4点を得られる。それ以外の場合には得点は得られない。このときの得点の期待値を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、5枚の硬貨を投げたとき、表が出る枚数ごとの確率を求める。
硬貨を1枚投げたときに表が出る確率は 1/21/2 である。
* 5枚とも表が出る確率:5C5(1/2)5(1/2)0=(1/2)5=1/32_5C_5 (1/2)^5 (1/2)^0 = (1/2)^5 = 1/32
* 4枚が表で1枚が裏である確率:5C4(1/2)4(1/2)1=5(1/2)5=5/32_5C_4 (1/2)^4 (1/2)^1 = 5(1/2)^5 = 5/32
* 3枚が表で2枚が裏である確率:5C3(1/2)3(1/2)2=10(1/2)5=10/32_5C_3 (1/2)^3 (1/2)^2 = 10(1/2)^5 = 10/32
次に、それぞれの得点と確率を掛け合わせる。
* 5枚とも表の場合:40×132=4032=5440 \times \frac{1}{32} = \frac{40}{32} = \frac{5}{4}
* 4枚が表の場合:16×532=8032=5216 \times \frac{5}{32} = \frac{80}{32} = \frac{5}{2}
* 3枚が表の場合:4×1032=4032=544 \times \frac{10}{32} = \frac{40}{32} = \frac{5}{4}
最後に、これらの値をすべて足し合わせることで、得点の期待値を求める。
E=54+52+54E = \frac{5}{4} + \frac{5}{2} + \frac{5}{4}
E=54+104+54E = \frac{5}{4} + \frac{10}{4} + \frac{5}{4}
E=204E = \frac{20}{4}
E=5E = 5

3. 最終的な答え

得点の期待値は5点である。

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