表が出る確率が $\frac{1}{4}$ である歪んだコインを3枚同時に投げ、表が出た枚数を確率変数 $X$ とする。確率変数 $Y = aX + b$ について、$E(Y) = 0$ かつ $\sigma(Y) = 1$ となるように定数 $a$ と $b$ の値を求める。ただし、$a > 0$ とする。ここで、$\sigma(Y)$はYの標準偏差を表す。
2025/6/13
1. 問題の内容
表が出る確率が である歪んだコインを3枚同時に投げ、表が出た枚数を確率変数 とする。確率変数 について、 かつ となるように定数 と の値を求める。ただし、 とする。ここで、はYの標準偏差を表す。
2. 解き方の手順
まず、 が従う確率分布を考える。 は二項分布 に従う。
したがって、 の確率質量関数は、
()
である。
次に、 の期待値 と分散 を求める。
標準偏差は
より、
条件より、 かつ であるから、
より、。したがって、。
に を代入すると、