表が出る確率が $1/4$ である歪んだコインを3枚同時に投げる。表が出た枚数を確率変数 $X$ とする。確率変数 $Y = aX + b$ について、$E(Y) = 0$ かつ $\sigma(Y) = 1$ となるような定数 $a, b$ の値を定める。ただし、$a > 0$ とする。
2025/6/14
1. 問題の内容
表が出る確率が である歪んだコインを3枚同時に投げる。表が出た枚数を確率変数 とする。確率変数 について、 かつ となるような定数 の値を定める。ただし、 とする。
2. 解き方の手順
まず、 の期待値 と分散 を求める。 は二項分布 に従うため、、。標準偏差は 。
次に、 の期待値 と標準偏差 を、 と を使って表す。
(∵ )
問題文より、 かつ であるから、以下の連立方程式が得られる。
2番目の式より、。
これを1番目の式に代入すると、 より、 なので、。
3. 最終的な答え
,